テ・ワヒポウナム
Te Wahipounamu - South West New Zealand
大自然の美しさを満喫 テ・ワヒポウナム
ニュージーランド南島の南西部に位置し、サザン・アルプス沿いにある4つの国立公園からなり、総面積は2万平方kmを超える、大規模な世界遺産となっている。その特徴は、氷河作用と地殻変動が生み出した、変化に富んだ景観にある。 マウント・クック公立公園は40%が氷河に覆われ、全長29kmのタスマン氷河を筆頭に72の氷河と、国内最高峰のマウント・クックや、青く輝くような美しいテカポ湖などを擁する。 氷河作用が顕著に見られるのは、フィヨルドランド国立公園。ここでは、全長210kmの海岸線に14のフィヨルドが見られ、またニュージランドの国鳥タカの生息地でもある。最北のウェストランド国立公園は、2大氷河の舌端が海岸10kmまで迫る特異な光景を見せる。南半球のマッターホルンと呼ばれる中部のマウント・アスパイアリング国立公園は、深いU字形の谷が特徴。テ・ワヒポウナムとは、先住民マオリ族の言葉で「緑の石(ヒスイ)があるところ」を意味し、実際にこれら4つの国立公園内からはヒスイが産出されている。
HIS秘境旅行専門デスクネイチャーワールド・スタッフの
おすすめトピックス
この広大な自然遺産の中でもフィヨルドランドのミルフォードサウンドとマウントクック国立公園はぜひ押さえましょう。ミルフォードサウンドはクイーンズタウンより車で片道約6時間となるため、復路に小型飛行機を利用するツアーに参加するのがおすすめです。マウントクックでは往復約4時間のフッカー・バレー・トラックのトレッキング、氷河に着陸するスキープレーンやヘリコプター遊覧、ボートに乗って氷山に近寄るグレイシャー・エクスプローラーなどのアクティビティがおすすめ。また、天気が良ければ満天の星空を見ることができるのもポイント。観光におすすめのシーズンは9~5月です。
世界遺産情報
-
登録名
テ・ワヒポウナム-南西ニュージーランド
Te Wahipounamu - South West New Zealand -
ベストシーズン
9~5月
日本との時差
+3時間(サマータイム時は+4時間)
-
国名
ニュージーランド
-
飛行時間
16時間30分~
-
登録年
1990年
-
平均予算
20万円~
-
世界遺産分類
自然遺産
-
旅行日数(目安)
8日間~
日本からの行き方
-
日本
飛行機:10.5時間
オークランド
飛行機:2時間
-
クイーンズタウン
日本から空路ニュージーランドのクライストチャーチかクイーンズタウンへ。各地からの行き方は以下の通り
■アオラキ/マウントクック:クライストチャーチから長距離バスまたは車(約5時間30分)。クイーンズタウンから長距離バスまたは車(約4時間)。
■ウェストランド国立公園:クイーンズタウンから長距離バスまたは車でフランツ・ジョセフ氷河(約6時間)。
■マウント・アスパイアリング国立公園:クイーンズタウンからバスまたは車で観光基点となるワカナへ(約1時間30分)。
■フィヨルドランド国立公園:クイーンズタウンからバスまたは車でテ・アナウへ(約2時間30分)。クイーンズタウンから車でミルフォード・サウンドへ(約4時間30分)。
その他のオセアニア・南太平洋の国の世界遺産を探す