- 南アフリカには、大自然の迫力を目の当たりに出来る自然遺産が数多くあります。世界遺産にも登録されているロベン島を始め、喜望峰、テーブルマウンテンなど、観光スポットとしても人気の高いところばかり。ジンバブエのビクトリアフォールズも見逃せません!
壮大な大自然はきっと忘れられない感動を与えてくれます。
【喜望峰】インド洋と大西洋、二つの大海が出会う岬
1497年にポルトガルのバスコ・ダ・ガマがインド洋航路を発見したときに、この岬を「ポルトガルに希望を与える」という意味で喜望峰と名付けました。以来、長い間、アフリカ大陸の最南端と信じられてきましたが、実は最南西端で、実際の最南端はここから南東に150kmのアグラス岬。喜望峰はケープタウンから約70km、車で約2時間。喜望峰を眺めるにはさらに先に向かい、ケープ半島の最南端ケープポイント(Cape Point)へ向かいましょう。道路の終点にある駐車場からケーブルカー(登山電車)で頂上へ。天気が良ければ展望台から眼下に喜望峰と大西洋が見えます。半島の先端は喜望峰自然保護区(Cape of Good Hope Nature Reserve)で、固有種の植物や鳥が生息しています。春には野生の花が咲き乱れます。
【アクセス】 ケープタウンから車で約2時間
【テーブルマウンテン】ケープタウンを象徴する山
山の上が切り取られたように平らであることからこの名が付いたテーブルマウンテンは、ケープタウンのランドマークです。かつては山自体が海面下にあったと言われています。1086mの頂上へはロープウェイで約5分。悪天候の場合は運転休止になる場合があります。頂上からは市街全容とはるかかなたに浮かぶロベン島まで見える。山全体が国立公園で、1740種もの植物が生育しており、花々が咲き乱れる季節はとても美しい景色を楽しむことができます。また、頂上には遊歩道が3コースあるので、じっくりと絶景を楽しみながら歩くことができます。
【アクセス】 ケープタウン市内中心部から車で約7分、頂上へはケーブルカーで約5分
【グレーター・セントルシア湿原公園】アフリカ最大のカバの生息地
モザンビークの国境の程近い、インド洋岸に位置する世界最大級の湿原のひとつ。2004年ユネスコの自然遺産に登録されています。セントルシア湖を中心に、約280kmの海岸線沿いに広がる園内は約26万haに及び、珊瑚礁や海岸を含む海洋地帯、海水及び淡水の湿地帯、河口水域、緑が生い茂る平原地帯や乾燥した森林地帯など、異なる自然の生態系が一度に見られる貴重なエリアとなっています。 国内で3番目に大きな面積をもつ保護区で、世界自然遺産としては南アフリカ初。アフリカ最大規模のカバの生息地でもあり、ワニをはじめとする動植物の宝庫としても知られています。セントルシア湖では、フラミンゴやペリカンなど526種を超える鳥類が観察でき、また6月から9月にかけては沖合いでセミクジラの群れが見られるなど、ホエールウォッチングも楽しめます。
【アクセス】 ダーバンから車で3時間30分
【ウカシャンバ・ドラケンスバーグ・パーク】3000m級の山が連なる山岳地帯
ドラケンスバーグ観光の中心となる山岳地帯。ウカシャンバはズールー族の言葉で “槍の砦” を意味し、3000m級の山が10以上も連なる雄大な山岳風景が楽しめます。切り立った崖や深い渓谷、透明度の高い川に恵まれた自然の美しさと、そこに残されている文化的遺産の重要性が評価され、2000年にユネスコの複合遺産として登録されました。
24万haの園内では、かつて狩猟採集民としてこの地に暮らしていたサン族(バサルワ族、ブッシュマン)の岩絵が550ヶ所以上3万5000も発見されており、古いものは2400年前のものと推定されています。観光客が見学できる岩絵としては、ジャイアントキャッスルの洞窟があり、見学ツアーが実施されています。
また、園内にはハイキングやトレッキング用のルートが整備されており、レベルに合わせて深い渓谷や天然の岩のプール、滝などを散策することができます。
【アクセス】 ヨハネスブルグから車で約4時間、ダーバンから車で約2時間
【ビクトリアフォールズ(ジンバブエ)】世界三大瀑布に数えられる巨大な滝
ジンバブエとザンビアの国境に位置する幅1.7km、最大落差110mに及ぶ巨大な滝。南米のイグアス、北米のナイアガラと並ぶ世界三大瀑布の1つで、滝の幅は世界最長を誇り、世界遺産にも登録されています。現地語名は「雷鳴とどろく水煙」を意味するモシアトゥンヤMsi-oa-Tunyaで、その名の通り轟音がはるか遠くまで響き渡ります。セスナやヘリコプターによる遊覧飛行をはじめアクティビティも豊富で、周辺は高級ホテルも充実しています。
【アクセス】 ヨハネスブルグから飛行機で約1時間30分、ハラレから飛行機で約1時間
植物の宝庫
自然豊かな南アフリカは、植物の宝庫でもあります。南アフリカ固有種の植物など、ここでしか見られない花々を見に、植物園や自然保護区に足をのばしてみてはいかがでしょう。
- 世界でも例を見ない豊富な植生
- カーステンボッシュ国立植物園
ユネスコ自然遺産にも登録されているケープ植物区系保護地域内にある植物園。528haの敷地内には約9,000種の南アフリカ固有種が集められています。
【アクセス】
ケープタウン市の中心から車で10分。
- 咲き乱れるワイルドフラワー
- ナマクワランド
北ケープ州の北西部を占めるナマクワランドは、通常は荒涼とした半砂漠地帯ですが、年に一度だけ大地を埋め尽くすほどのワイルドフラワーが咲き乱れることで知られています。
ここには6000種を超える植物をはじめ、250種の鳥類、78種の哺乳動物、132種の爬虫類や両生類の生息が観測されており、乾燥地帯としては他に例を見ないほど多様な生態系を形成しています。
【アクセス】
ケープタウンから車で約8時間
ビクトリアフォールズ
の楽しみ方
- 最高のスリルを体感!
- バンジージャンプ
ジンバブエとザンビアをつなぐビクトリア大橋からザンベジ川をめがけてジャンプ!高さはなんと111メートル。
ジャンプ地点が国境のため、パスポートが必要です。
タウン市の中心から車で10分。
- ビクトリアの滝を上空から見る
- ヘリコプター遊覧飛行
ヘリコプターに乗って空の上からビクトリアの滝を一望。正面から見るのとは別の迫力を感じることが出来ます。絶対オススメのオプショナルツアーです。
- ゾウに乗ってサファリ体験
- エレファントサファリ
サバンナをゾウに乗って散策できます。ゾウの背中に揺られながら小川を渡ったり、野生動物を見たりするのはまた格別です。
- カヌーに乗ってのんびり川くだり
- リバークルーズ
ザンベジ川をビクトリアの滝にの上からかカヌーで下って行きます。お勧めはサンセットタイム。自然の美しい景色と共にロマンチックな一時をどうぞ。
- 露天、マーケットも面白い!
- ショッピング
ビクトリアフォールズは治安もよく、現地のお店で買い物も楽しめます。街のマーケットでは、木彫りの動物などの雑貨を売る露天もあるので、観光記念に行ってみてはいかが?