日本最大の湖、風光明媚な琵琶湖が象徴の滋賀。古くからの北国街道の宿場町であり「近江商人の故郷」として発展しました。
関西随一の経済・文化の拠点として石積みの街並みや白壁の蔵などが残るレトロな風景や、彦根の城下町の四季折々の美しさに、どこか懐しさを覚えるでしょう。
移ろう湖畔の景色をサイクリングやカフェテラスで堪能するのもおすすめです。
| 滋賀へのアクセス | 滋賀県内には空港がありません。関西国際空港や大阪国際空港(伊丹空港)などを経由し、高速バスや鉄道を乗り継いで滋賀へ移動します。滋賀県の主要な駅は草津駅、米原駅、大津駅です。米原駅は東海道新幹線の停車駅で在来線の乗換駅、大津駅は京都駅から近く京阪神の出入口として、それぞれ鉄道を利用したアクセスに便利です。
【大阪国際空港(伊丹空港)⇒滋賀へ】 大阪国際空港(伊丹空港)からは、リムジンバスとJR線を利用すると乗り換えが少なくスムーズです。 大阪方面はリムジンバス利用で新大阪駅へ、そこからJR新快速で大津まで約1時間30分です。京都方面はリムジンバス利用で京都駅へ、そこからJR新快速で大津まで約1時間15分です。
【関西国際空港⇒滋賀へ】 関西国際空港からは、JR特急はるか利用で大津まで直通で約1時間30分です。ただし、滋賀県内へ直通運転の列車は1日数本のため、それ以外の列車を利用する場合は、京都駅で在来線に乗り換えて大津まで約1時間40分です。 リムジンバス利用の場合は大阪駅まで約1時間、そこから在来線に乗り換えて大津まで約40分です。
【神戸空港⇒滋賀へ】 神戸空港からは、神戸新交通ポートライナー利用で三宮駅を経由して、JR三ノ宮駅から新快速を利用するとスムーズです。大津まで約1時間30分、草津まで約1時間40分です。
【中部国際空港⇒滋賀へ】 中部国際空港セントレアからは、名鉄空港特急ミュースカイで名古屋駅を経由して、新幹線や在来線でアクセスするのが一般的です。 大津・草津など湖南エリアへは、名古屋駅から京都駅まで新幹線で行って大津へ折り返すルートが最速で、名古屋駅から大津まで約55分です。彦根城などの湖東エリアや黒壁スクエア・メタセコイア並木など北側エリアへ行くなら米原駅が便利です。名古屋駅から米原までは新幹線利用で約25分、在来線利用で約1時間20分です。
【新幹線・特急電車利用で滋賀へ】 米原駅は東海道新幹線の停車駅で、在来線の琵琶湖線、北陸本線、東海道本線の乗換駅にもなっているため、鉄道を利用したアクセスに便利です。ひかりは日中は1時間に1本(一部の時間帯は2本)が停車、こだまはすべて停車します。 ・東京駅⇒米原駅:ひかりで約2時間10分〜2時間20分、こだまで約3時間10分〜3時間20分 ・京都駅⇒米原駅:ひかり・こだまとも約18〜19分 ・名古屋駅⇒米原駅:ひかり・こだまとも約23分〜26分 ・新神戸駅⇒米原駅:ひかりで約47分〜50分、こだまで約47分〜55分(新大阪駅乗り換え) ・新大阪駅⇒米原駅:ひかりで約33分〜35分、こだまで約35分〜40分
その他、京阪神方面から米原方面へは特急らくラクびわこ、草津・野洲方面へは特急はるか、名古屋~福井方面を結ぶ特急しらさぎ、大阪~福井方面を結ぶサンダーバード、大阪~岐阜方面を結ぶ特急ひだを利用できます。 ・大阪駅⇒米原駅:特急らくラクびわこ利用で約1時間20分〜1時間30分 ・名古屋駅⇒米原駅:特急しらさぎ利用で約1時間15分〜1時間30分 ・大阪駅⇒野洲駅:特急はるか利用で約1時間~1時間10分 ・敦賀駅⇒近江今津駅:特急サンダーバード利用で約23分〜24分 ・敦賀駅⇒米原駅:特急しらさぎ利用で約35分 ・高山駅⇒米原駅:特急ひだ利用で約2時間45分〜3時間 ※いずれの特急も全席指定、乗車券のほかに指定席特急券が必要です。 |
|---|---|
| 滋賀の交通事情 | 【鉄道・私鉄】 滋賀県内では琵琶湖を中心に4つの鉄道が運行しています。JR線は琵琶湖沿いを運行する湖西線や琵琶湖線、福井方面からは北陸本線、三重方面からは草津線が乗り入れています。その他、京都方面からのアクセスがしやすい京阪電車、米原を起点として東部の主要なスポットを結び、古い駅舎や橋梁など貴重な文化財が路線に残る近江鉄道、焼きものの里である南西部の信楽方面の観光に便利な信楽高原鐵道と、3つのローカル線が運行しています。 近江鉄道や信楽高原鐵道の沿線を観光するなら、2つの全線が1日乗り放題のびわこ京阪奈線フリーきっぷ(大人2,000円)や、近江鉄道全線と近江鉄道バス・湖国バスの全線、八幡山ロープウェーが1日乗り降り自由のお~み満喫パス(大人2,500円)があります。いずれも専用スマホアプリでのみ購入できます。 4~9月の琵琶湖周辺を周遊するなら、2日間有効の(ICOCAでGO)鉄道版ビワイチパス(大人3,500円)もおすすめです。JRの自由周遊区間に加えて、その他の鉄道やバスなどの各乗車券と長浜お出かけパスポートがセットになっています。事前にアプリのダウンロードとICOCAの登録が必要です。
【路線バス】 滋賀県の路線バス会社は、湖東エリアを中心に県内の広域を結ぶ近江鉄道バスや湖国バス、大津市を中心に湖南エリアを運行する京阪バス、湖西エリアを中心に一部京都からも乗り入れる江若交通などがあります。乗り方は後ろから乗って前から降りる運賃後払い方式が一般的で、現金のほかに交通系ICカードが利用可能ですが、事業者によって異なるため乗車前に確認しましょう。いずれも路線によっては1時間に1本など本数が少なく、利用に注意が必要です。エリアによっては、コミュニティバスの利用も検討するとよいでしょう。
【タクシー】 草津駅、米原駅、大津駅などの主要な駅にはロータリーが整備され、タクシーが待機しています。GOやDiDiといったタクシー配⾞アプリで呼ぶこともできます。初乗り運賃は0.9kmまで500円、以降は218mごとに100円が加算されます。支払いは現金やタクシーチケット、クレジット決済や電子マネー、QRコード決済も利用できますが、タクシー会社や車両によって異なるため乗車前に確認しましょう。
【レンタカー・レンタルバイク】 白鬚神社やメタセコイア並木などの湖西エリアや、信楽など山間部に点在する観光スポットを効率よく巡るならレンタカーがおすすめです。草津駅や大津駅、彦根駅など主要駅周辺にはレンタカーの大手各社が展開しています。米原、草津にあるJR西日本レンタカー&リースや近江八幡のちょっとよい旅レンタカーなどでは、1名乗り電気自動車や普通免許で運転できる三輪バイクといったユニークな車種のレンタルも可能なので、琵琶湖ドライブを楽しみつつ試してみるのもよいでしょう。
【レンタサイクル】 滋賀県ではサイクルツーリズムを推進しており、観光スポットを中心にレンタサイクルが充実しています。琵琶湖大津港にあるビワイチバイクでは電動アシスト自転車やクロスバイク、ジュニアバイクなど豊富な車種のレンタルに加え、連泊プランも用意されています。近江鉄道では一部区間で自転車をそのまま持ち込めるサイクルトレインが運行し、用途に合わせた旅のサイクリングを楽しむことが可能です。 |
| 滋賀の現地事情 | 【現地のマナー・ルール】 ・琵琶湖の大鳥居の風景で人気の白鬚神社では、いくつかの重要なルールが設けられています。神社の社殿と大鳥居の間には国道161号線が通っていて交通量が多く非常に危険です。道路を横断して鳥居の近くへ行くことは絶対にやめましょう。大鳥居を撮影したい場合は、社務所前にある展望台の藍湖白鬚台を利用しましょう。
・琵琶湖の北西エリアにあるメタセコイア並木は四季を通しての絶景スポットですが、地元住民の生活道路で車や人の往来が多いので、路上駐停車や車道での撮影は禁止です。レンタカーやレンタサイクルの利用時は注意しましょう。
【トラブル・気をつけたい場所】 琵琶湖を中心とした鉄道沿線の観光スポット以外は、鉄道やバスの運行本数が少なめで終了時間も早いのでスケジュールには余裕を持ちましょう。特に湖の北側エリアが各交通の運行頻度が少なく移動がしにくいので注意。夜間のタクシーの運行台数も少なめなので、行き先によってタクシーの事前予約やレンタカーの検討も必要です。 |
日本最大の淡水湖で、400万年の歴史を持つ世界有数の古代湖。ヨットやカヌーなどの湖上スポーツはもちろん、湖水浴やクルーズ、湖を一周する「ビワイチ」サイクリングなど楽しみ方もさまざま。8月開催のびわ湖大花火大会では、1万発の花火が湖面を彩ります。
所在地:滋賀県大津市浜大津周辺
国宝五城の1つ。白亜の外観が美しい天守はもちろん、4つの櫓や全国で唯一残る馬屋など、多くの建築物が当時のままに現存する希少な城郭です。春は桜の名所としても人気のスポット。また、運が良ければゆるキャラひこにゃんに出会えることも。
所在地:滋賀県彦根市金亀町1−1
2,000年以上前に創建された近江最古の大社。湖の中に朱塗りの大鳥居があり、近江の厳島とも呼ばれています。古くから延命長寿の神として知られ、縁結びや商売繁盛、交通安全など、人の営みごとすべての道開きの神として信仰されています。
画像提供:びわ湖高島観光協会
所在地:滋賀県高島市鵜川215
琵琶湖を見下ろす長等山の中腹にある天台寺門宗の総本山で、正式名称「長等山園城寺」。国宝の金堂をはじめ、仁王門や千手観音立像など多くの重要文化財を今に伝えています。また、桜の名所としても有名で、この時期だけ公開される観月舞台での貸切拝観は大変人気です。
画像提供:びわ湖高島観光協会
所在地:滋賀県大津市坂本本町4220
琵琶湖を見下ろす長等山の中腹にある天台寺門宗の総本山で、正式名称「長等山園城寺」。国宝の金堂をはじめ、仁王門や千手観音立像など多くの重要文化財を今に伝えています。また、桜の名所としても有名で、この時期だけ公開される観月舞台での貸切拝観は大変人気です。
画像提供:びわ湖高島観光協会
所在地:滋賀県大津市園城寺町246
明治時代に建てられた古い銀行を改装した「黒壁ガラス館」を中心に、北国街道沿いの歴史的建造物活用したギャラリーやカフェ、レストランなどが並ぶエリア。吹きガラスやステンドグラスの製作体験ができる工房や教室もあり、旅の思い出作りにもおすすめです。
画像提供:長浜観光協会
所在地:滋賀県長浜市元浜町12−38
山麓駅からロープウェイで約5分、標高約1,100mの打見山の山頂にある絶景スポット。爽やかな水盤と伸びやかなウッドデッキが広がる空間で、ソファやチェアでくつろぎながら、琵琶湖の雄大な景色を眺めることができます。併設のカフェで食事も楽しめます。
所在地:滋賀県大津市木戸1547−1 びわ湖バレイ内
信楽町の山中にある自然と一体になった美術館。パリのルーヴル美術館にある「ガラスのピラミッド」で知られる世界的建築家I・M・ペイ氏が、桃源郷をイメージして設計した建物が印象的です。エジプト・ギリシャ・アジアなど、世界の貴重な古代美術が鑑賞できます。
画像提供:信楽町観光協会
所在地:滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300−300
約2.4㎞にわたり約500本のメタセコイアが続く並木道。四季折々で壮大な景観を楽しむことができます。春から夏は新緑に輝く緑のトンネル、秋の紅葉は特に美しく、まるで絨毯のように道を埋める落ち葉の美しさも必見です。冬、木々が雪で覆われた様子も幻想的です。
画像提供:びわ湖高島観光協会
所在地:滋賀県高島市マキノ町牧野
日本最大の湖 琵琶湖の大自然から国宝の彦根城などの歴史的建造物まで、滋賀県ならではの楽しめるスポット、人気観光地、グルメなどご紹介!
露天風呂に浸かりながら琵琶湖からの日の出を眺められるおごと温泉など、関西の温泉地、日帰り入浴でも楽しめる温泉を紹介します!
関西にはパワースポット、グルメ、テーマパーク、絶景など女子旅にピッタリな観光スポットが点在しています。関西の女子旅におすすめな観光スポットを紹介します。
関西地方には桜の名所が数多くあります。一説によれば、今のような桜のお花見は京都で行われた「花宴の節」が発祥とか。それぞれの府県ならではの桜の楽しみ方ができる、おすすめのお花見スポットをご紹介します。
【日本遺産ストーリー#095】
平安京の誕生以来、約千年間にわたり日本の都として栄えた京都は、明治2年の事実上の東京遷都により人口が減少し、産業も衰退していった。この危機に対して復興策として計画されたのが琵琶湖疏水である。琵琶湖から京都に水を引くという一大プロジェクトは、日本最初の事業用水力発電や路面電車の開業のほか、舟運、防火、庭園への活用など、経済や産業、文化を大きく発展させることとなった。京都に「命の水」を運び続ける琵琶湖疏水。明治期の壮大な志は、時を超え、今に脈々と息づいている。