無題ドキュメント
 

HIS FOOD PROJECT

異業種への挑戦
生産者インタビュー・古川雅廣さん
生産者インタビュー・古川雅廣さん
 
古川雅廣さん(noens)

最初は興味がなかった農業

「私たちは元々植木鉢や園芸関係の商品を海外から輸入して全国に販売していますが、
それから植物も扱うようになって、全国の生産者と繋がるようになりました。
その中で、農家が高齢化していて、農地が荒れているという話を聞いていました。

山が荒れているから鹿や猪が農地に降りてきて農地も荒れてしまっているということも本で読みまして、なんとかできないものかと3年ほど前から農業にも参入したいと考えていました。」

古川さんは福岡のご出身で、叔父さんが亡くなった後に、福岡に住んでいる叔母さんから草刈りがしんどいので農地をなんとかしてほしいと頼まれたそうです。
親族であるため簡単に引き受けられるだろうと思っていたらそうではなかったといいます。

グリーンポッドとしてその農地を使って農業を始めようと考えていましたが、
農場を持つには複雑な規則があり、まず農業法人を立ち上げることから始め、
一反の田んぼを相続して農家になってようやく購入することができました。

  • 農業に参入して最初にお花の栽培を始めた時は大変だったと言います。

    「普通の会社では当たり前のことが当たり前じゃない。利益も中々でなかったですよ。
    初めてのことを一つ一つやって、チャレンジの時期でした。
    でも大変だなと言いながら楽しくやっていましたよ。」

    そんな中、兵庫県三木市のぶどう園で高齢化が進んでいるということを耳にします。

    三木市は四季を通じて降水量が少なくぶどうの栽培に適しており、昭和35年頃にぶどう栽培が始まりました。
    昭和58年頃には、市を挙げて大規模な畑地造成を行い農地を増やしました。
    急激に発展していき、当時は約20名ほどの農家が広い農園でぶどう栽培をしていました。
    ところが農家の高齢化が進み、今では2件しか残っていない状況なのです。

    古川さんは、地元の人に愛されてきた三木市のぶどうをこのまま絶やすわけにはいかないと、ぶどう農園を引き受けることを決意しました。

探求心の先の賜物

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  • 「最初は先輩農家さんに教えてもらいながら育てて、 今ではそれなりにおいしいぶどうができるようになりました。
    形がまだいびつだったりするんですがそれを面白いと言ってくださる方もいますね。

    園芸の取引先にお中元として贈ることも多いんですが、すごく評判で喜んでもらっています。」

    「農家は早起きして朝一に仕事をして、日中の暑い時には屋内で作業したり昼寝したりして夕方にまた外に出て仕事をするんですよ。理にかなっていて非常に健康的に仕事ができるのがとてもいいですね。

    嬉しいのが、鳥のさえずりを聞きながら仕事ができるんです。ちょっとしたデスクワークでも外にでてやっています。自然を感じながら仕事ができるのは最高の贅沢だと思いますね。」

今後の展望もお伺いしました。

「ぜひ、若い人たちにも農業を体験してほしいです。
より身近に感じられるような体験型の農業ができればいいなと思っています。

農薬を使わないオーガニックな商品づくりもしたいと思っているんですが、それで病気がでたりすると周りの農家さんたちに迷惑がかかってしまうんですよ。
なので地域にも配慮して減農薬を研究しているところです。

加工品もやりたいと思っていて、すでにあるような商品ではなくて面白いものを作っていきたいと思います。

兵庫県の養父市が近年農業の国家戦略特区になりました。こうして規制緩和がされてもっといろんな人が農業に関わるようになってくれたらもっとおもしろいことができるのではと思って期待しています。」

常にアンテナを張っていて新しいことにどんどんチャレンジし、
成長過程も楽しみながら農業の楽しさを広めている古川さんでした。

そんな古川さんの農園でつくられるピオーネをクラウドファーミングにて販売いたします。
実が大きくて甘いピオーネをぜひ味わってみてください。

  • 生産者インタビュー・古川雅廣さん
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    古川雅廣さん

    植木鉢や園芸関連を輸入販売する株式会社 グリーンポット貿易部の会長。
    日本で初めてテラコッタ鉢を輸入し、約45年間園芸業界に携わってきました。
    2021年には北欧のガーデンライフを提案する日本最大級のショップ「tlahus」を兵庫県三田市にオープン。
    2年前からぶどう栽培にも新規参入し、農業の楽しさを広めている。