無題ドキュメント
 

HIS FOOD PROJECT

美しい七里御浜を望む御浜町からお届けするみかん
生産者インタビュー・西敏勝さん
生産者インタビュー・西敏勝さん
 
西敏勝さん(西農園)

温暖で自然豊かな町、御浜町

  • 七里御浜(イメージ)
    七里御浜
  • 西さんのみかん農園がある御浜町は三重県の南部にあり、紀伊山地を背に雄大な太平洋を臨みます。
    「21世紀に残したい日本の自然百選」に選ばれた七里御浜海岸や世界遺産に登録された熊野古道浜街道など、温暖で美しい自然が豊かな町です。

    前職は建材メーカーの営業をされていたという西さんですが、祖父の代から続く農園は、敏勝さんで3代目。22年間農家を続けていらっしゃいます。

子どものように個性豊かなみかん

  • 「みかんと一口に言っても様々な種類があります。
    それぞれの品種で個性的な面があって、天候に左右される品種、害虫に弱い品種、気温に左右される品種、水分量でも変わる品種などがあるんです。
    これがなかなか育てるのは難しい。」


    「ただ、1年間かけて育てあげる過程で、いろんな表情をみせる子供のように、観察しながら育てる楽しさや面白さがあります。」


    西農園では約4ヘクタールの広い園地でみかんを育てています。
    それぞれの個性に合わせた栽培方法で、真心こめて世話をするのが子供を育てるように難しい点でもあり面白い点でもあると教えてくれました。
  • みかん(イメージ)

「理解するのに10年、試すことで10年、ここ5年でようやく安定して失敗が減り、美味しいみかんを届ける事が出来るようになりました。

当たり前の物を当たり前に育てる難しさがあります。」


いいみかんができるようになっても、それを量を減らすことなく、毎年一定の収穫量を維持することが難しいとおっしゃっていました。

私たちからしたらみかんはおいしくて当たり前。
そんな当たり前を可能にしてくれていた背景には、みかん農家さんの長年の試行錯誤があったのだと気づかされます。

みかんの現状と課題

困っていることについて尋ねると、人手不足を挙げられていました。
特に、摘果*時期と収穫時期は人手が足りなくなるそうです。
*摘果・・・実りすぎた果実を減らし、残った果実の肥大を促進させること

「みかん農家全体としてもやはり後継者不足は大きい。
技術伝承をどうしていくかが課題です。」


三重県内では就農者の高齢化や担い手不足による労働力の低下に伴い、1年以上作物を栽培されなくなった耕作放棄地が広がっているといいます。

後継者不足はみかん農園だけでなく、農家全体の課題でもあります。
親から子への引継ぎだけでは足りず、より多くの人に農業に携わってもらいたい。
HIS FOOD PROJECTでは、より多くの方に、まずは農業を身近に感じてもらえるような仕組みを作り、農業の未来について考える機会を創造することで 農業のサポートができないかと考えています。

みかんに対する想い

  • みかん農園(イメージ)
  • 「おいしいみかんを作るにはしっかりした根づくりが大事になります。
    そのため、堆肥作り、土作りから丁寧に行っています。

    樹齢の古い木の入れ替えなども行い、作業を効率化できるよう園地を整備していきたいです。」



    自分が面倒を見れる範囲で栽培を行いたいため、園地拡大の予定は今はないという西さん。
    みかん一つ一つと向き合って、よりいいもの、よりおいしいものを作りたいという想いが伝わってきました。


    みかん農家ならではの楽しみといえば、いろんな種類のみかんを それぞれが一番旬な時期に食べられる喜びだそうです。
    色や、艶、皮のきめ細やかさなど、最高な状態で新鮮なものを食べれるのはとても贅沢ですね。

そんな西農園さんの一部をクラウドファーミングにご提供いただきました。
オーナーになることで農園をサポートしながら、西さんが大切に育てたみかんを楽しむことができます。

みかんを育てる過程、農業の楽しさ、おいしいみかんをみんなでシェアしませんか?

  • 生産者インタビュー・西敏勝さん
  • story

    西 敏勝さん

    1971年三重県御浜町生まれ。
    3代目の西農園にてみかんの生産に携わる。農家歴22年。
    2018年、御浜町での温州みかん品評会にて町長賞を受賞。