東北エリアの玄関口となる主要9空港を徹底比較!
関東からだと新幹線利用がメインの東北ですが、新幹線よりお得かつ早く着ける飛行機でアクセスするには、どの空港から行くのがおすすめなのか徹底解説します!
2025年10月28日
東北地方へ旅行や出張に行く際、どの空港を利用するのが一番便利なのでしょうか?
東北には各県に空港があり、それぞれ特定のエリアへのアクセスに強みを持っています。
この記事では、東北の9つの空港をピックアップし、中心地へのアクセス、就航する航空会社、メリット・デメリットを徹底的に比較・解説します!
東北地方への旅行や出張を計画する際、最初の選択肢となるのが「どの空港を利用するか」です。
東北には、国際線やLCCが充実するハブ空港から、特定の観光地への「ピンポイント」アクセスに特化した空港まで、個性豊かな9つの空港が存在します。
この記事では、これら9空港について、それぞれの強みや特徴を比較・解説します。
【1】仙台国際空港 (SDJ) - 東北最大のハブ
東北地方で唯一の完全民営化空港。
国内線・国際線・LCCの路線網が最も豊富で、東北全体の玄関口として機能しています。
●主な就航路線(国内線)
札幌(新千歳)、名古屋(中部)、大阪(伊丹)、大阪(関西)、神戸、広島、福岡、沖縄(那覇) など
●メリット
仙台駅まで鉄道で最速約17分と抜群のアクセス。LCC(Peachなど)を含む豊富な路線網。充実した施設。
●デメリット
宮城県外の目的地へは、仙台駅での乗り換えが必要。
首都圏の空港からは就航無し。
●おすすめな人
宮城県(仙台・松島)が目的地の人、LCCで旅費を抑えたい人、東北のハブとして利用する人。
【2】青森空港 (AOJ) - 青森・弘前へ
青森市や弘前市へのアクセスに便利な、青森県の中心的な空港。
「雪に強い空港」として知られ、冬の就航率も高いのが特徴です。
●主な就航路線(国内線)
東京(羽田)、大阪(伊丹)、札幌(新千歳)、名古屋(小牧)、神戸
●メリット
青森市内へバス約35分、弘前へ約55分。冬でも欠航が少ない。JAL・ANAに加えFDAも就航。
●デメリット
LCCの定期就航なし。鉄道アクセスはなく、バスか車での移動。
●おすすめな人
青森市(ねぶた)・弘前市(桜)・白神山地(青森側)が目的の人、冬の東北旅行で欠航リスクを避けたい人。
【3】三沢空港 (MSJ) - 八戸・下北へ
青森県東部の三沢市に位置し、米軍と共用する空港。
八戸市や、下北半島(恐山など)、十和田市(十和田湖)方面へのアクセス拠点です。
●主な就航路線(国内線)
東京(羽田)、大阪(伊丹)、札幌(丘珠)
●メリット
八戸市中心部へ連絡バスで約40分。十和田市・下北半島方面へのアクセスが良い。
●デメリット
就航はJALのみ。便数が限られる。
●おすすめな人
八戸市、十和田市、下北半島が目的地の人、JAL利用者。
【4】いわて花巻空港 (HNA) - 盛岡・平泉・花巻温泉へ
岩手県のほぼ中央に位置し、広範囲の観光拠点として便利です。
●主な就航路線(国内線)
札幌(新千歳)、名古屋(小牧)、大阪(伊丹)、神戸、福岡
●メリット
盛岡市(バス約45分)、花巻温泉郷(車で約15分)、世界遺産・平泉(車で約40分)など、県内各地へのアクセスが良好。
●デメリット
現在、東京(羽田)への定期便がない。
●おすすめな人
岩手県内(盛岡、平泉、花巻温泉)を周遊したい人、FDA(名古屋・神戸)やJAL(大阪・札幌・福岡)利用者。
【5】秋田空港 (AXT) - 秋田市・男鹿へ
秋田市の中心部に最も近い空港で、ビジネス・観光の拠点となります。
●主な就航路線(国内線)
東京(羽田)、大阪(伊丹)、札幌(新千歳)、札幌(丘珠)、名古屋(中部)
●メリット
秋田市内までリムジンバスで約35分〜50分。JAL・ANAの国内基幹路線が安定して運航。
●デメリット
LCCの就航なし。鉄道アクセスはなく、バスか車での移動。
●おすすめな人
秋田市(竿燈まつり)、男鹿半島(なまはげ)が目的地の人、JAL・ANAで確実に移動したい人。
【6】大館能代空港 (ONJ) - 白神山地・十和田湖(秋田側)へ
秋田県北部に位置し、「あきた北空港」の愛称を持ちます。
世界遺産・白神山地や十和田湖(秋田県側)、大館市・能代市へのアクセスに特化しています。
●主な就航路線(国内線)
東京(羽田)
●メリット
白神山地や十和田湖、大館市(きりたんぽ)・能代市(バスケ)へのアクセスに最適。
●デメリット
就航はANAの羽田便のみ。路線が限定的で便数も少ない。
●おすすめな人
秋田県北部(白神山地、十和田湖など)をピンポイントで目指す人、羽田からANAでアクセスする人。
【7】山形空港 (GAJ) - 山形市・蔵王(内陸)へ
山形県の内陸部、東根市に位置し、「おいしい山形空港」の愛称を持ちます。
山形市や蔵王、天童温泉へのアクセス拠点です。
●主な就航路線(国内線)
東京(羽田)、大阪(伊丹)、札幌(新千歳)、名古屋(小牧)
●メリット
山形市内までバスで約30分。蔵王や天童温泉へのアクセスが良好。JAL・ANA・FDAが就航。
●デメリット
山形新幹線と競合するため、東京からのアクセスは時間帯や料金の比較が必要。
●おすすめな人
山形県内陸部(山形市、蔵王、天童、銀山温泉)が目的地の人、FDAで名古屋からアクセスしたい人。
【8】庄内空港 (SYO) - 鶴岡・酒田(日本海側)へ
山形県の日本海側(庄内地方)に位置し、「おいしい庄内空港」の愛称を持ちます。
鶴岡市や酒田市、出羽三山への玄関口です。
●主な就航路線(国内線)
東京(羽田)
●メリット
鶴岡市、酒田市までバスでそれぞれ約30分〜40分。出羽三山へのアクセスも良い。
●デメリット
就航はANAの羽田便のみ。路線が限定的で便数も少ない。
●おすすめな人
庄内地方(鶴岡、酒田、出羽三山)をピンポイントで目指す人、羽田からANAでアクセスする人。
【9】福島空港 (FKS) - 郡山・会津へ
福島県のほぼ中央、郡山市と須賀川市にまたがって位置します。
ビジネス都市・郡山や、観光地・会津若松へのアクセス拠点です。
●主な就航路線(国内線)
大阪(伊丹)、札幌(新千歳)
●メリット
郡山市内までバスで約40分。会津若松へもアクセス可能(車で約1時間)。
●デメリット
東京(羽田・成田)からの定期便がなく、新幹線との使い分けが必須。
●おすすめな人
福島県中部(郡山、須賀川)や会津地方が目的地の人、大阪(伊丹)や札幌から直接アクセスしたい人。
まとめ
東北地方には、それぞれ異なる強みを持つ9つの空港が点在しています。
総合力・LCCなら: 仙台国際空港 (SDJ)
青森県: 青森市・弘前なら青森 (AOJ)、八戸・下北なら三沢 (MSJ)
岩手県: 盛岡・平泉・花巻ならいわて花巻 (HNA)
秋田県: 秋田市・男鹿なら秋田 (AXT)、白神・十和田湖なら大館能代 (ONJ)
山形県: 山形市・蔵王(内陸)なら山形 (GAJ)、鶴岡・酒田(日本海側)なら庄内 (SYO)
福島県: 郡山・会津なら福島 (FKS)
このように、目的地に一番近い空港や、利用したい航空会社(LCC、JAL/ANA、FDA)に応じて最適な空港を選ぶことが、東北旅行を快適にする鍵となります。
あなたの旅のプランに最適な空港を見つけて、東北の旅を楽しんでください。
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