北海道の道央・道南エリアの5つの空港を徹底比較!
広大な北海道の道央・道南主要エリアに飛行機でアクセスするには、どの空港から行くのがおすすめなのか5つの空港を徹底比較します!
2025年9月17日
広大な大地を誇る北海道。
その旅の成否は、旅の目的に合った「空港選び」から始まります。
道内には各地に空港が点在し、どこを拠点にするかで移動時間や費用が大きく変わります。
この記事では、北海道旅行の中心となる道央・道南エリアの主要5空港(新千歳空港、丘珠空港、帯広空港、旭川空港、函館空港)について、市内へのアクセス、就航路線、メリット・デメリットを徹底比較。あなたの旅のスタイルに最適な、賢い空港選びをサポートします!
【1】新千歳空港 (CTS)
北海道の空の玄関口といえば、まず名前が挙がるのが新千歳空港です。
国内外の圧倒的な路線網を誇り、FSC(大手航空会社)からLCCまで多種多様な航空会社が乗り入れる、北海道最大のハブ空港です。
メリット
・圧倒的な路線網
全国各地への国内線はもちろん、アジアを中心とした国際線も豊富。便数が多いのでスケジュールを組みやすいのが魅力です。
・LCCの選択肢が豊富
Peach、ジェットスター、SPRING JAPANなどが就航しており、セールなどを利用すれば旅費を大幅に抑えることが可能です。
・充実した空港施設
北海道中のグルメやお土産が集結。温泉や映画館まで備えており、空港自体が一大観光スポットです。
デメリット
・札幌市中心部までの距離
快速エアポートで約40分と、後述の丘珠空港に比べて市内へのアクセスに時間がかかります。
・ハイシーズンの混雑
夏休みや冬休み期間中はカウンターや保安検査場が非常に混雑するため、時間に余裕を持った行動が必要です。
こんな人におすすめ!
・初めての北海道旅行で、まずは札幌を拠点にしたい人
・LCCを利用してとにかく航空券代を安く抑えたい人
・豊富な選択肢からフライトスケジュールを選びたい人
【2】丘珠空港 (OKD)
札幌市の市街地に位置し、「札幌のダウンタウン空港」とも呼ばれるのが丘珠空港です。
その最大の武器は、札幌駅や大通への圧倒的な近さ。
道内の離島や地方都市への乗り継ぎ拠点としても重要な役割を担っています。
メリット
・札幌都心への圧倒的な速さ
札幌駅までバスでわずか25分。タクシーでも約20分と、移動時間を極限まで短縮できます。
・道内路線が充実
JAL(HAC)が函館、釧路、利尻、三沢などへ運航。道内を飛行機で効率よく周遊したい場合に非常に便利です。
・コンパクトでスムーズ
小規模な空港のため、搭乗までの手続きが非常にスピーディです。
デメリット
・就航路線が限定的
本州との路線はJALの三沢便とFDAの静岡・名古屋(小牧)・松本便、トキエアの新潟のみ。羽田や伊丹、関空などへのジェット便はありません。
・LCCの就航なし
運航はJALグループとFDAのみで、LCCは就航していません。
こんな人におすすめ!
・札幌での滞在時間を1分でも長く確保したいビジネス出張者
・道内の地方都市(函館、釧路、利尻など)へ飛行機で乗り継ぐ人
・静岡、名古屋(小牧)、松本、新潟、三沢から札幌へ向かう人
【3】とかち帯広空港 (OBO)
広大な畑や牧場が広がり、スイーツや乳製品の聖地として知られる十勝エリア。
その中心都市である帯広へのダイレクトアクセスを可能にするのが、とかち帯広空港です。
メリット
・十勝エリアへの最速アクセス
帯広市はもちろん、ガーデン街道や牧場めぐりなど、十勝観光の拠点として最適です。
・レンタカーでの移動が快適
空港周辺からすぐに広大な十勝平野が広がるため、ドライブ旅行の出発点として非常に便利です。
デメリット
・路線が羽田便のみ
定期便はJALとAIRDOが運航する東京(羽田)便のみで、他の都市からのアクセスはできません。
・札幌へのアクセスが不便
札幌まで陸路で約3時間半かかり、札幌観光と組み合わせるには時間的なロスが大きくなります。
こんな人におすすめ!
・六花亭や柳月などのお菓子巡りや、ガーデン街道を訪れたい人
・十勝の牧場やチーズ工房などを目的地とする人
・北海道で雄大な畑作地帯のドライブを楽しみたい人
【4】旭川空港 (AKJ)
「旭山動物園」で全国的に有名な旭川市にありながら、その真価は人気観光地である富良野・美瑛エリアへのアクセスの良さにあります。
ラベンダー畑や「青い池」を目指すなら、最適な選択肢となる空港です。
メリット
・富良野・美瑛へのアクセスが抜群
新千歳空港からJRやバスを乗り継ぐのに比べ、移動時間を半分以下に短縮できます。
・旭山動物園にも近い
空港から動物園への直行バスも運行されています。
デメリット
・便数が少なめ
羽田便はJAL、ANA、AIRDO、Jetstar、中部国際空港からはANAが運航していますが、新千歳に比べると便数は限られます。
こんな人におすすめ!
・旅のメイン目的が富良野のラベンダーや美瑛の丘めぐりの人
・旭山動物園に開園から訪れたい人
・大雪山系での登山やアクティビティを計画している人
【5】函館空港(HKD)
夜景で名高い函館山や異国情緒あふれる元町、五稜郭など、見どころがコンパクトにまとまった函館市。
函館空港は、その市街地への近さが最大の魅力です。
メリット
・市内中心部への圧倒的な近さ
函館駅までバスでわずか20分。空港に着いてからすぐに観光をスタートできます。
・南北海道観光の拠点
函館朝市はもちろん、大沼国定公園や松前城など、道南エリアを周遊する際の出発点として最適です。
デメリット
・札幌へのアクセスが不便
札幌へはJR特急で約4時間かかり、道央エリアとの周遊には時間と費用がかかります。
・路線数が限定的
国内線は羽田、伊丹、丘珠、中部便が中心で、新千歳に比べると選択肢は少なめです。
こんな人におすすめ!
・旅行の目的が函館市および道南エリアに限定されている人
・空港から市街地への移動時間をとにかく短くしたい人
・歴史的な街並みや新鮮な海の幸を楽しみたい人
まとめ
5つの空港の特徴を目的別にまとめました。
・【定番】札幌と小樽を中心に観光
→新千歳空港 (CTS)
札幌へのアクセスが良く、便数と航空会社の選択肢が圧倒的に豊富。
・【安さ重視】格安で北海道へ
→新千歳空港 (CTS)
国内LCCの就航数が最も多いのは新千歳。
・【時間重視】札幌市内に最速で
→丘珠空港 (OKD)
札幌駅までバスで約25分。ビジネス利用や札幌での滞在時間を最大化したい場合に最適。
・【絶景】富良野・美瑛がメイン
→旭川空港 (AKJ)
人気観光エリアへ乗り換えなし・短時間でアクセス可能。レンタカー利用にも最適。
・【グルメ】函館の朝市と夜景を満喫
→函館空港 (HKD)
市街地まで約20分と至近。空港からの移動疲れなくすぐに行動を開始できる。
・【大自然】十勝の食と雄大な景色
→とかち帯広空港 (OBO)
十勝平野の真ん中にあり、ガーデン街道や牧場めぐりなど、このエリアの観光に特化。
次の北海道旅行はこのガイドを参考に最適な空港を選んで、最高の旅をデザインしてください!
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