出張(業務渡航)の傾向~利用実績データ~

出張の実績データを分析

HIS法人旅行営業本部では、約6,000社以上の法人をお客様として、年間で約16万件の取扱実績があります。
その実績からみられる業務渡航の傾向をまとめてみました。
業種や渡航目的によって傾向は異なるとは思いますが、まずは全体的な数値として、ご自身の傾向と比較してみるのはどうでしょうか。
出張(業務渡航)先の傾向
海外出張者は、どこへ行くのか
まずは渡航先のランキングからです。
出張者はどこへ渡航しているのか、トップ20を出してみました。
中国(23%)と2位の韓国(11%)の倍以上という圧倒的なシェアとなっており、3位アメリカ(10%)と続くものの、
ヨーロッパエリアは、ドイツ(3%)で8位が最高という結果となっています。 アジア圏内では、ベトナムがシンガポールを押さえて7位にランクインしているところが注目されます。
出張(業務渡航)時期の傾向
日本から出発する渡航者が一番多い月は、11月(9.35%)がトップ。一方、一番少ない月は、2月(6.47%)という結果になりました。
活動日の影響
少ない月(8月・12月)は、夏季休暇・年末年始等で企業の活動日そのものが少ない事が理由にあげられます。
レジャー旅行と呼ばれる一般的な観光旅行は、お盆や年末年始がピークにあたるため、業務渡航は大きく異なる事がわかります。
渡航先の影響
2月は、最も多い渡航先であるアジア地域の「春節(旧正月)」が大きく影響していると思われます。そのため、年度によって少し変動があります。
エリア別データ① 出発曜日
出発月は、先ほどご紹介させていただきました。では、もっと細かく、「出発曜日」をエリア別データで見てみます。
長距離は「日曜日」が最も多く、アメリカ・ヨーロッパ共に25%を超えるに対して、短距離となるアジアは「月曜日」が最も多い26.4%となりました。
アメリカやヨーロッパへの出張は、日曜日に出発し月曜から営業開始をする。
アジアは、移動時間が短い事から月曜に出発する、といった渡航が多いようです。
エリア別データ② 渡航日数
長距離は長く、短距離は短めの旅程
では、旅程はどれくらいの日数なのでしょうか?
出発曜日と同じく、長距離か短距離かによって傾向がありました。 長距離となるアメリカ・ヨーロッパは「6日間」が共に19%で最も多く、短距離となるアジアは「4日間」21%が最も多い結果となります。
予約のタイミング
約1週間前が予約のピーク
どこへ、いつ(出発)、どれくらいの期間で渡航しているのかがわかりました。
では、いつ予約されているのか。
ジグザグと一週間ごとに波のような動きがありますが、出発2~3週間前にしてグッと予約数が増えてきて、約1週間前が最も多い傾向がみられます。
いかがでしたでしょうか。 今回は、大まかにデータ抽出をし、「傾向」としてご提示させていただきました。
引き続き、お客様1人1人にあったご提案と共に、参考としていただけるような情報をお伝えさせていただきたいと思います。