思い出も青く染まる街。

入り組んだ細い道をすべて歩きたくなる、壁も階段も美しい青い街。すれ違う人々の笑顔を見ると、この街を誇りにしているのがよくわかる。個人旅行ではやや行きづらいが、一度訪れると一生記憶に残るはず。

歴史が生んだ迷宮都市。

どんな迷路も、この街には敵わない。小さな路地が入り乱れ、世界一複雑と言われる街。1000年以上の歴史がつくった巨大な迷宮都市には、今も人々が暮らしている。

欲望があふれだす
巨大市場。

モロッコに来る旅人は、みんなこの街の虜になる。昼は欲しいものだらけのスーク（市場）で買い物。夜は無数の屋台が並ぶフナ広場ではしご。一日中迷っていたくなる、モロッコ最大の観光地であり世界遺産。

涼風に吹かれに行く港町。

アフリカ大陸だとは信じられないくらい気持ちいい風が吹く港町。美しいビーチでは白人の観光客も、イスラムの人々も、ともに楽しそうに泳いでいる。新鮮な海産物が美味しい漁師の街でもある。

絵になりすぎる村。

数々の名作映画が撮影されたモロッコ。中でもこの城のような村は、とても絵になる。サハラの入口として、かつて1,000人以上が暮らしていたが、いまは数家族のみ。こちらも世界遺産。

そびえ立つ崖の間を
清流がゆく。

モロッコに、こんなに美しい絶景があったとは。かつて砂漠とマラケシュをつなぐキャラバンの通り道だったカスバ街道のそばにある壮大な渓谷。はるか空へと切り立つ絶壁は、世界中からロッククライマーが訪れる名所でもある。澄み切った水が流れる小川の近くには子宝の泉が湧いていた。

この街がサハラの入口。

ラクダの背に揺られてオレンジ色の砂漠を歩き、この地で何千年も暮らす先住民ベルベル人のテントへ。テントとはいえ女性でも心地よく過ごせる快適なもの。果てしない砂漠で見る朝日は、どこで見るよりも美しい。