ハワイの夏にあって、日本の夏にはないもの、それがこの風。
北東から吹く貿易風という名の爽やかな風のおかげで、気温も湿度もさほど高くなることなくいつもからりと涼しく心地よく過ごすことができる。
この風は、かつて溶岩の島だったハワイにたくさんの波を送り、種子を運び、鳥を導いた。
つまり、ハワイは風がつくった島。
ハワイの味は日本で味わえるかもしれないが、風だけは無理だ。
見ていると、よく飽きないなと思うけど。
波乗りたちに言わせれば、
同じ波なんてひとつもないらしい。
水着を部屋に置いてきたことを、
少しだけ後悔する。
青い海によく似合う褐色の肌。
きわどい水着もハワイなら、
ぜんぜんオッケー。
私は黒、友達はピンクの
ビキニを買って上だけ交換したの、
と教えてくれた彼女。
広い砂浜が印象的なサンディビーチ。「砂のビーチ」の名前のわりには、ハードな大波が押し寄せる、世界有数のサーフィン、ボディボードのスポットです。慣れているロコたちは次々波に挑むけど、初めての人は無理せず慎重に。泳ぐのはもちろんサーファーたちを眺めているだけでも楽しいビーチです。
ピルボックスとはかつて
軍が使っていたトーチカのこと。
ロコたちがその上に仲良く座っていた。
女の子、女の子、男の子。
いつまでも、いつまでも。
ラニカイビーチのすぐ近く。正式名称はカイヴァリッジトレイル。でもロコたちは、ピルボックストレイルと呼んでます。お散歩気分よりちょっとハードな、片道30分ほどの山登り。登りはじめがいきなり佳境ですが、それを越えると美しい風景が待ってます。
休憩するたびに、
線路なんて人が歩くには
あまりにも向いてないと思う。
罰ゲームみたいな山だ。
だからかな、初めて会う人が
励ましあいながら登ってゆく。
この島に友達をつくりたいなら、
まず登るべき山なのかも、ふぅ。
かつて米軍の通信基地が山頂にあったため、物資をトロッコで輸送していたココヘッド。その線路を一直線に登る珍しい体験ができる山。トレーニング気分でロコたちがどんどん登っていきます。幅の狭い線路だから、自然と声をかけあって登ると、山頂からは素晴らしすぎる絶景が。下りの道のことは、ちょっとだけ忘れて、美しさに見とれましょう。
マウイマイクス
オアフ島の真ん中に、古くからある街ワヒアワに、ロコたちが愛してやまない、ローストチキンの店がある。ハーフサイズチキンに、かりかりのフレンチフライ。黙々と食べてしまう。いっつも行列ができるのも、納得だ。
W&M バーベキューバーガーズ
テイクアウト専門の小さなお店に、ひっきりなしにやってくるクルマ。 1940年に日系のウィルフレッド & メリー・カワムラ夫妻が開いたから店名はW & M。秘伝のタレが決め手の、シンプルながらしみじみ美味しいハンバーガーだった。
なんでもあって便利なワイキキを少し離れてみると、ロコたちが愛してやまないグルメがたくさんあります。ここでご紹介するのは、日本でもブレイクしそうなローストチキンと、昔ながらのシンプルなハンバーガー。どちらもわざわざ遠出する価値ありの、わすれない美味しさでした。
W&Mバーガーの近くまでいける
オプショナルツアーはこちらノースショアにある可愛らしい街、
ハレイワで会った笑顔の兵隊さんたち。
日本にもいたことがあるよ、だって。
今日のランチは、彼らと同じものを食べようかな。
昔の製糖工場の建物が、今はお土産の店になっている。
ハワイの人は古いものを残すのが抜群にうまいんだ。
ワイキキからクルマでおよそ1時間。世界中からサーファーがやってくるノースショアは、地元ならではの魅力がたくさん集まったロコたちの大好きなエリア。お散歩するのが楽しい街ハレイワや、知る人ぞ知る美味しいコーヒーの産地ワイアルア。小さなお店の一つひとつが、愛にあふれていて、帰りたくなくなる場所でした。
今日も早起きして、チャイナタウンを歩く。
お目当てはマナプア(肉まんのこと)だったんだけど、歩いていたらあちこちでレイをつくっていた。
ハワイのシンボル、レイってこうやって
ひとつひとつ丁寧につくるんだね。
ワイキキ市内でもレイは買えますが、オススメは昔ながらの建物が並ぶ街チャイナタウン。たくさんの花を使って、朝から一生懸命手づくりでつくるできたてのレイが、ワイキキよりもリーズナブルに買えます。首にかけた香りが、レイは決してファッションアイテムではなく、ロコたちの明るさの源なんだ、とあらためて教えてくれるのです。
チャイナタウンまでいける
オプショナルツアーはこちらレナーズのマラサダ、マカデミアナッツ、FUMI’Sのシュリンプ・プレートランチ、ハワイならではのフルーツ、ハレイワタウンのアイス、ロコの定番スナック、マナプア…ローカルフードづくしの満腹ツアー。思いっきり遊ぶために思いっきり食べるロコたちの元気の理由をめぐる旅です。お腹を空かせて出発しましょう!
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