とっておきの旅行・中欧極上ナビ

悠久の中世遺産を散歩 中欧

"旅人は2度、プラハへ還る旅行ツアー"

  • プラハ本駅

    プラハ本駅。ここから旅がはじまります

    プラハの街並み

    中欧屈指のプラハの並み。壮観です

    聖ヴィート大聖堂

    聖ヴィート大聖堂は、観光客が途切れることはありません

    聖ヴィート大聖堂

    ミュシャ以外にもたくさんのステンドグラスが・・・

    プラハ城へ行く途中の像

    触るとご利益がある?プラハ城へ行く途中の聖ヤン・ネポムツキー像

    プラハ城から見る街並み

    プラハ城から見る街並みは最高!!

    ミュシャミュージアム

    日本人に大人気!ミュシャミュージアム

    カフカの仕事場

    カフカの仕事場

    たくさんのマリオット

    あまりにたくさんのお座り人形にびっくり☆

  • 世界遺産と芸術の街、プラハ。プラハは「一度訪れた旅人が必ず再訪を誓う」と言われるほど、深い魅力のある街。今回は、プラハのアートな街歩きをご紹介します。

    プラハ本駅は、駅だからといって、さっさと出てしまってはもったいないですよ!この3階のカフェが、最初のおすすめのスポットです。コーヒーを飲みながら、旅の疲れを癒しましょう。

    見上げると、大きな丸天井とたくさんの装飾が広がっています。世界中の駅のなかでも、とびっきり美しいのがプラハ本駅なんです!

    出口を抜けると、「中欧屈指」とまでいわれる、歴史の香り漂う街並みが目の前に広がります。そしてあっと言う間に、中世にタイムスリップしたかのような気分になってしまうのです♪

    まずはトラムに乗って、まっすぐプラハ城の中の『聖ヴィート大聖堂』を目指します。ここは、チェコでもっとも大きな教会です。

    その歴史はとても古く、925年に原型となる教会が建てられ、11世紀にはロマネスク様式に建て替えられた後、14世紀に現在のゴシック様式の教会になりました。

    みんなのお目当ては、天才・ミュシャのステンドグラス。アルフォンス・ミュシャは、チェコ生まれのグラフィックデザイナーで、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したアールヌーボーの代表的な芸術家です。日本でも、とても人気のあるアーティストですよね。

    大聖堂への路には「何が何でもミュシャの才能に会いたい!」という人たちで、ずらっと長い行列ができています。根気よく、1時間ほど並ぶことになるかも知れません。

    内部へ入ると装飾や建物の内部のつくり自体も言葉で言い表せないほど豪華ですが、ミュシャのステンドグラスの前に立つと、思わず心が震えてしまいます。他にもたくさんステンドグラスはありますが、ミュシャが手がけた作品だけはっきりと感動が違うのです。

    画面の中央は、10世紀チェコの守護聖人だった「聖ヴァツラフ」と、その祖母の「聖リュドミラ」が描かれ、その周りにチェコにキリスト教を伝えた二人の聖人の生涯を描いている大作です。

    少年姿の聖ヴァツラフのモデルは、ミュシャの息子のイジー君なんだそう。数え切れないほど沢山の色数をつかっているにもかかわらず、美しい統制が取れているのが不思議です。

    チェコの誇り、アールヌーボーの永遠の巨匠が創り出した圧倒的な芸術に、ただただ見とれるばかりです。

    ミュシャの感動でおなかいっぱいですが、おいしいものは別腹です!城下町マラー・ストラナの隠れ家的レストランで、チェコ料理「グヤーシュ」はいかがでしょうか。かんたんにいうと牛肉とパプリカの煮込み。チェコではお馴染みの伝統的なシチューで、ちょっとくせがあるお味ですが、美味ですよ♪

    お腹が満たされたら、アート巡り再開しましょう!まずはキュビズム美術館と、カフカの博物館へ。キュビズム美術館の建築は、その名のとおり、キュビズム建築!キュビズムは絵画だけの技法ではなく、建築様式でもあるんです。

    ここは別名「黒い聖母の家」とも呼ばれていて、その名のとおり、真っ黒な聖母マリア様の像があるんです。見どころは、建物自体です。展示内容は絵画の他に彫刻や家具、食器類など、すべてが角ばっています。1階のカフェの椅子までがキュビズムのデザインというこだわりです♪

    カフカ博物館は、カフカらしからぬピンクのかわいい外観です!しかも、男達が向かいあって立ちションしている青銅があるんです!こちらの内部は意外と広く、カフカの生涯について深く知ることができます。

    そして、ミュシャミュージアム。中に入ると、随一の傑作「黄道十二宮」が迎えてくれます。華麗な宝石、ネックレス、ティアラ、繊細な女性の髪の揺らぎ…。もううっとり♪作品数は少ないものの、雑誌の挿絵、切手、紙幣などをたっぷり堪能できて、大満足まちがいなし!

    興奮冷めやらぬまま、モーツァルトが自らドン・ジョバンニを指揮したとして有名なエステート劇場へ向かいましょう。道すがら、よく街の様子を見ていると、小さな教会でパイプオルガンの無料コンサートを開いているなどのイベントに出会えるかも知れません!なんだか得した気分ですよね。

    お次は、『黄金の小路』へ。老朽化のため改修工事をしていましたが、2011年6月から再オープンしました!黄金の小路は、その昔、錬金術師たちが住んでいたという伝説がある石畳の狭い通りで、カフカの仕事場も現存しています。

    お土産を買いに、ネルドヴァ通りへ!ここは、大賑わいのお土産ロード♪チェコビーズ、香水瓶、マリオネット、手作り石けん、蜜蝋ろうそく、木のおもちゃ…どのチェコ雑貨もぬくもりがあってかわいい!つい夢中になってしまいます♪お土産には、プラハらしいキュートなマリオネットは、いかがでしょうか。

    どこを切り取っても美しいプラハ。2度訪れた人は思うのかも知れません「きっと、三度プラハへ還るだろう」って。