南イタリアのシチリア島。地図で見ると、イタリアのブーツに蹴られているような位置にある島です。

地中海最大の島、シチリア。州旗は人の顔と3本の足を模った奇妙なデザインで、「ミステリアスで危険な島」いうイメージがあるかも知れません。

しかし、シチリア島は、きれいな海、そして雄大にそびえる世界遺産を有する美しい島なのです！

しかもシチリアでは、パワースポットを堪能できます。長く深い歴史的な遺産を持つシチリアは、パワースポットが多く、 神秘的な力があらゆるところに渦巻いているのです。

まずは、パレルモから行ってみましょう！パレルモには、マッシモ劇場があります。マッシモ劇場は、ウィーンのオペラ座、パリのガルニエ宮のオペラ座に次いで、3番目に大きいオペラ座です。

マッシモ劇場は、ヨーロッパ屈指の劇場として、夕方からオペラやコンサートが上演されていますが、10:00～15:00の間は中を見学することができます。

そしてパラティナ礼拝堂は、パレルモ観光のハイライトです。パラティナ礼拝堂には、カトリック文化、ビザンチン文化、イスラム文化が入り乱れています。いろんな文化が交差してきたシチリアの、その奥深い本質が見えてきます。こちらも、パワースポットのひとつです。

パレルモのコムーネ、モンレアーレも観光には欠かせないスポットです。

モンレアーレといったら、なんといってもドゥオーモ！ビザンチン様式の黄金のモザイクが特徴的で、隅から隅まで黄金の輝き！華やかすぎて、我を忘れるほどに見惚れてしまいます。観光客が多い理由が、よくわかると思います。

ドゥオーモと同時期に建設された、ベネディクト会修道院の回路付き中庭も忘れてはいけません！228本の円柱には、1本1本モザイク装飾がされていて、とってもきれいです。

シチリア南岸のアグリジェントには、神殿の谷と呼ばれる最高傑作の遺跡群が連なっています。そこに並ぶジュノー神殿、エルコレ（ヘラクレス）神殿など、すべてがパルテノン神殿で有名なドーリア式です。ギリシャの神話、ヘラクレスが現われそうな遺跡です。まさに、パワースポット！

とっても可愛い陶器に出会えるのが、シチリア中部の町カタジローネ。 伝統的なマヨルカ焼きの産地で、ギリシャやアラブの影響を受けて独特のスタイルが生まれています。

ぽってりとした形と厚み、つややかなミルク色の地肌、カラフルで優しい色使いは、カタジローネならでは。スカーラの、マヨルカ焼きでできた142段の陶器の階段も圧巻ですよ。

カターニアでのおすすめパワースポットは、ギリシャ・ローマ劇場です。

建築構造は完全にローマ時代のもので、半円形のこの壮大な建築物は、なんと住宅街の真ん中にあります。異空間と生活感の融合したこの雰囲気が、独特の雰囲気を漂わせています。

そして、タオルミーナの海岸沿いで、ゆっくりと時間を過ごしましょう。この地には、映画の撮影で使用されたホテルがあります。

まるで空と一体化するような青い海。そして、夕方、日が沈むころは、海まで一面にオレンジ色に染まるのです。日本では、絶対に見ることのできない壮大で美しい景色が繰り広げられます。映画の舞台としてこのタオルミーナが選ばれたのは、納得ですね。

現地の人がおすすめするのは、サボテンの実。これは、南イタリアの夏の名物なんですよ。種ごと食べるのは少々大変ですが、とってもみずみずしくて、甘くて美味しいです！夏にシチリアに行くなら、ぜひ試してくださいね♪