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「留学、導く」

公開日: 教育旅行・修学旅行・留学
「留学、導く」

留学することで得られる力とは何か?

トビタテ留学JAPANのアンケートによれば、「語学力」との回答は30%に満たないようです。 上位を占めるのは「挑戦する力」「コミュニケーション力」「積極性」などです。 とりわけ「挑戦する力」「コミュニケーション力」の2つは複数回答だと約80%の留学経験者があげる項目です。そしてこれらは留学前の目標設定ではほとんど見られない項目でもあります。即ち、言わば勝手に身に付く成果と言い換えることができます。

なぜ、それらの力が身につくのか?

なぜ、それらの力が身に付くことになるのでしょうか。
経験者に詳しく尋ねると、大なり小なり様々な事態(主にトラブル)が起きた時に誰も助けてくれない状況の中で、何とか自分で解決するしかなかった体験をしています。

自身の持てる力を振り、覚悟を持って(積極的に)立ち向かい(挑戦し)、思いを伝えた結果(コミュニケーション)、アウェイな環境を乗り越えた経験は、数日使わなければ錆びついてしまう語学力と違い、そのまま自身の力となって弱まることも無くなることもありません。培った経験がそっくり自分のものとなるのです。

社会が求める人材になるために

経産省が提言する社会人基礎力においては、今後社会に求めれらる人材像として「グローバルな環境下にあっても平時と同様に成果をあげることができる人材」をあげています。ここで言う「グローバル」とは海外だけを指すのではなく、自分の常識が通じない環境や自分のこれまでの考え方・やり方が通じない世界のことです。

その解決力は「グローバルマインドセット力」と呼ばれますが、その本質はアウェイな環境においても、異文化や多様性を受け入れてチャレンジができる思考や態度であり、その力を持つことが社会が求める人材であることに他なりません。これぞ正に留学によって培われる力そのものでもあり、ここに留学する意義を見出すことができます。

語学が堪能ということだけでなく、根元的な人間力強化を図る機会であること、留学には、これからの社会が求める人物像に応じる要素がたくさんあります。また、留学を志す動機は様々ではありますが、変わりたい、新しい或いは本当の自分を発見したいという思いが根底にあるように思います。そして、自身の将来像を模索し、勇気を持って自分を試すという作業はモラトリアムでもある学生時代が最適な時期でもあります。

おわりに

学生の本分が学業にあることは間違いないことですが、映画『男はつらいよ』のシリーズのとあるシーンで、渥美清扮する寅さんが甥御に問われます。『人は何のために勉強しなくてはならないのか』と、寅さんは応えます。『上手くは言えないが、ここぞという時に自分の頭で考える事ができるようになるためじゃないのかい』。これこそが人間力であり、学業と同時に学生時代に培うべき力の一つではないでしょうか。
留学はこの人間力を飛躍的に向上させる効果的手段です。そして、自身で考え決断し、留学を志したその時既に人間力、グローバルマインドセット力向上の兆しは芽吹いていると言えます。

留学は始まる前から勇気ある決断者を導いて行くのでしょう。

株式会社エイチ・アイ・エス
法人営業本部 教育旅行事業グループ 室井哲

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