企業イベント
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「最近の若手はプライベート重視だから、社内イベントには消極的だろう」
社内イベントを企画する際、このように考えることはありませんか。実際、「飲み会・忘年会に参加しない」「プライベート重視で過度なコミュニケーションを避ける」という、いわば「無駄を嫌う若者像」は世間に定着しています。しかし、果たして本当に若年層はイベントに対して後ろ向きなのでしょうか。
若年層(20代・30代)が持つ社内イベントに対する本音と、それに基づいた最適なコンテンツのあり方、そしてイベント開催がもたらす組織への効果を、弊社で行った最新のアンケート調査を交えてご紹介いたします。
【調査概要】
調査方法:Knowns Bizを活用したインターネット調査
調査期間:2025年10月
有効回答:1,211名
調査対象:職についている社会人(全国 / 20~60代)
INDEX
アンケートの結果、社内イベントへの参加意欲は意外な結果となりました。
積極的に参加したいか
「社内イベントに参加したいか」という問いに対し、「はい」または「条件次第で参加」と回答した割合は、20代が73.2%、30代は63.7%に達しています。特に20代は、半数が「はい(積極的に参加したい)」と回答しており、無条件に社内イベントに対して好意的であることが分かりました。
むしろ年代が上がるほど参加意向は減少する傾向にあり、「若手ほど社内イベントに積極的」という実態が浮き彫りになりました。
次に、「条件次第で参加」と回答した人は、どのような条件であれば参加するのでしょうか。
「条件次第で参加」どのような条件か
| 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 内容の魅力 11.4% |
内容の魅力 17.9% |
時間・場所 16.2% |
費用 15.5% |
| 2位 | 時間・場所 11% |
時間・場所 15.6% |
内容の魅力 15.2% |
内容の魅力 12.7% |
| 3位 | 費用 11% |
費用 13.3% |
費用 14.3% |
時間・場所 11.8% |
アンケートでは、20代・30代ともに最も多かった回答は「内容の魅力」でした。
40代以上が時間・場所・費用などの「ハード面」を重視するのに対し、若年層は「そこで何が得られるか」という「ソフト面」をシビアに見極めています。そのため、参加率を高める鍵は、コンテンツの質を追求することにあるといえます。一方で、「時間・場所」「費用」に関してもある程度懸念しており、ハード面に対する一定の考慮も必要です。
では、彼らが求める「魅力的な内容」というのは、何でしょうか。
「イベントに求めるもの」
| 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | コミュニケーション (34.6%) |
コミュニケーション (36.8%) |
コミュニケーション (45.4%) |
コミュニケーション (43.2%) |
| 2位 | プライベートとの両立 (31.3%) |
プライベートとの両立 (30.4%) |
プライベートとの両立 (33.2%) |
モチベーション向上 (30%) |
| 3位 | 学び/情報収集 (29.8%) |
モチベーション向上 (30.2%) |
モチベーション向上 (31.4%) |
プライベートとの両立 (27.3%) |
| 4位 | 評価される機会 (28.3%) |
学び/情報収集 (27%) |
リラックス (27.4%) |
リラックス (24.1%) |
| 5位 | モチベーション向上 (25%) |
評価される機会 (24%) |
評価される機会 (22.9%) |
評価される機会 (19.1%) |
| 6位 | リラックス (22.1%) |
社内の団結力向上 (23.5%) |
学び/情報収集 (21.6%) |
学び/情報収集 (19.1%) |
| 7位 | 社内の団結力向上 (21.7%) |
リラックス (21.7%) |
社内の団結力向上 (20.4%) |
社内の団結力向上 (13.2%) |
| 8位 | 自社の商品・サービスを実際に体験 (8.8%) |
自社の商品・サービスを実際に体験 (6.9%) |
自社の商品・サービスを実際に体験 (6.7%) |
自社の商品・サービスを実際に体験 (4.1%) |
特筆すべきは、20代・30代ともに「学び/スキルアップ/情報収集」が上位にランクインしている点です。
この結果から、若年層は、イベントに「つながり」だけでなく、自己成長のための「学び」を強く求めていることがわかります。
一方で、「プライベートとの両立」も重視している姿勢が、世間が若年層に持つ「社内イベントに消極的な若者」というイメージにつながっていると考えられます。
社内イベントの内容を重視していることを踏まえると、彼らは決して会社を避けているのではなく、「自分の時間を投資する価値(学びや効果)があるか」を冷静に判断している結果といえるでしょう。
企画側の悩みとして、「コストに見合う効果があるのか」「そもそもイベントを開催する意義はあるのか」という疑問を持っている方もいらっしゃると思います。まず、社内イベントを開催することで得られる効果は何なのでしょうか。そして、ただ開催するだけで終わらせないイベント設計をするにはどのような要素が重要なのでしょうか。
会社とのつながりを実感しますか?
コミュニケーションの円滑化を実感しますか?
仕事への意欲につながりますか?
不参加者よりも参加者のほうが効果を実感していることから、イベントに参加すること自体が、参加者のエンゲージメント向上に明確な差を生んでいることが分かります。
コミュニケーションは、全年代が「イベントに求めるもの」の中で上位に挙げている項目であり、イベント参加によって社員が求めている効果が得られるといえます。
特に若年層は、全年代の平均よりもイベントの効果が出やすい傾向にあります。
実際、20代のイベント参加者のうち、9割近くが「会社とのつながり」に関して効果を実感していることが読み取れます。
さらに、イベントの種類ごとに効果を分析すると、興味深い傾向が見えてきました。
会社とのつながりを実感しますか?
コミュニケーションの円滑化を実感しますか?
仕事への意欲につながりますか?
※項目について
・公式行事(内定式・入社式・方針発表会)
・研修旅行(国内研修旅行・海外研修旅行)
・社内レクリエーション(社員旅行・懇親会)
特筆すべきは、20代はイベントの種類による効果の実感に差がなく、どのイベントであっても効果を実感している点です。どんな形式であれ、会社との接点を持ちたいという欲求が伺えます。ここでもまた、若年層に対して社内イベントを開催する意義が示されました。
また、全年代で見たとき、すべての項目で群を抜いて高い効果を発揮するのが「研修旅行」です。特に30代はその傾向が顕著に出ており、「会社とのつながり」「コミュニケーション」は9割以上が効果を実感しています。また、「仕事への意欲」の項目では、むしろ20代よりも効果を認めています。これは前章で触れた「イベントに求めるもの」の上位にある「モチベーションの向上」にもつながっており、30代への研修旅行の実施は、さまざまな効果を生み出しているといえます。
つまり、イベント実施の効果を高めるためには、研修旅行のような「交流」や「学び」が得られるコンテンツを提供することが重要なのです。
今回の調査結果をまとめると、以下の3点にまとめられます。
・若年層は社内イベントに対して積極的かつ効果を実感しやすい
・若年層は「イベントの内容」を重視しており、ほかの年代よりも「学び」に意欲的
・「学び」「交流」を得られるイベントがどの年代に対しても最もエンゲージメント向上効果が高い
また、イベントの開催は、以下のような多角的なメリットをもたらします。
1.ウェルビーイング醸成
リフレッシュによるメンタルケア
2.社員の知識・スキル向上
業務に直結するナレッジの共有
3.生産性向上
心理的安全性の向上による情報共有の円滑化
4.ブランディングと定着率向上
自社への誇りの醸成、採用力の強化
給与や休暇といった制度の改善も重要ですが、それだけでは「会社とのつながり」や「働く喜び」は補えません。「ただ開催する」のではなく、そこに「学び」や「交流」が得られるような質の高い体験を提供することが、社内イベントの効果を高め、組織を活性化させることにつながります。