
オレンジの木が並ぶ中庭にあるメスキータ

整然と並ぶ、馬蹄形のアーチは本当に森のよう

メッカの方向を示す、ミフーラブの天井の壮観さ

メスキータに残るイスラム教色

スペイン国鉄自慢の高速鉄道AVE

アトーチャ駅の旧駅舎を利用した温室
気品あふれる都市、スペインのコルドバを歩いてみましょう!イスラム時代の文化を感じることのできる、建築物や街路が遺されているんですよ。世界遺産に登録されている「コルドバ歴史地区」を中心にご紹介しますね♪
コルドバに来たらメスキータ(聖マリア大聖堂)は、はずせません!
メスキータとは、モスクのこと。これは、イスラム教の寺院のことを指します。785年、グワダルキビール川を見下ろすコルドバの高台に、アブドールラフマン1世によってイスラム教の寺院として建設されました。
その後13世紀にキリスト教の教会へ転用されたので、イスラム教とキリスト教、2つの宗教が同居する世にも珍しい建築物となりました。それがまた、とにかく美しい!
石造りの建物の内部に入ると、薄暗くて神聖な雰囲気。無数の柱の列とアーチが、気が遠くなるほど並んでいます!
見どころは、メスキータの中心にある、繊細な彫刻が施されたミフラーブ(メッカの方向を示す壁のくぼみ)がついている八角の部屋です。それから、ビザンティン様式のモザイクや、複雑なアーチで覆われた円天井が見事です!
他にも、オレンジの香りただよう中庭やマヨール礼拝堂、カトリックの芸術品が多く収められている部屋など、歴史的、美術的に見るべきところがたくさんあります♪
週末や長期休みの時期は、一日中混雑していることが多いんですが、閉館間際は団体客がいないので、落ち着いた荘厳な雰囲気を味わえます。すべてを見るのに、2時間はかかるので、閉館2時間ほど前というのが入館のタイミングです。とにかく美しくて壮観な風景が広がっているので、感動すること間違いありません!
次はマドリードへ移動して、プラド美術館に行きましょう。コルドバ~マドリードまで、高速鉄道のAVEを使って2時間ほどで到着します。
プラド美術館といったら、世界を代表する美術館ですよね!絵画館としては世界一という呼び声もあるほど、そのコレクションが充実しているんですよ。
ボスの『快楽の園』、ベラスケスの『ラス・メニーナス』、ゴヤの『裸のマハ』『着衣のマハ』などなど…名画を挙げればきりがないです!廊下に無造作に展示されているムリリョやリベーラらの秀作にも感激!質も高いし量も多いので、丸二日かけても飽きないんじゃないかな。
プラド美術館を出て少し歩くと、マドリード中心にある広場、マヨール広場があります。カフェやお店を、しばし散策。赤い壁の建物に囲まれていて、中世の雰囲気を存分に堪能できますよ。似顔絵の絵描きさんのパフォーマンスや、切手やコインの市なんかも行われています。
マドリード最大の鉄道駅、アトーチャ駅も見ておきたい場所。というのも、駅中に「大温室」があるという、ここでしか見られない素敵な光景が広がっているんです!
広々とした吹き抜けのプラットフォームに、ジャングルのように生い茂る植物たち。ガラスの天井から差し込む光の具合と絶妙にマッチしていて、のんびりと癒される場所なんです♪
地元の人たちも電車を待つ合間、ベンチに腰かけたり、カフェでまったり過ごしたりして、ゆったりとした時間が流れていました。
スペインは情熱の国というイメージがありますが、感動に浸ったり、癒されたりと、意外にもスペインは癒しの場所でもあることに気づかされることでしょう♪
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