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ポルトガルに行ったら聴くべし!ファドの魅力とは

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歴史遺産が息づく国 ポルトガル

ポルトガルに行ったら聴くべし!ファドの魅力とは

伝統民謡ファド

ポルトガルの伝統民謡ファドを聞きながら、陽気で楽しい時間をお楽しみください。

ポルトガルギターに合わせた哀愁たっぷりのファド

街のレストランでも流れる、ポルトガルギターに合わせた哀愁たっぷりのファド

カルロス・ド・カルモ

70歳を超えてもいまだ活躍するファディスタ、カルロス・ド・カルモ

陽気な内容も多いファド

うわさ話や皮肉など、陽気な内容も多いファド

ファドに聴き入る人々

ファドに聴き入るリスボンの人々

ファドの起源

ファドの起源については様々な説があるそうです。

アマリア・ロドリゲス

ファドを世界に広げた伝説の歌姫、アマリア・ロドリゲス

Barco Negro

Barco Negro(バルコ・ネグロ)は、漁に出たまま帰らぬ愛しい人を想う歌

アルファマ地区

路面電車が走る、のどかなアルファマ地区

ポルトガルの民族歌謡・ファドの歴史

日本には演歌、アメリカにはカントリー、ブラジルにはサンバ、フランスにはシャンソンなど、各国特有の音楽文化がありますが、ポルトガルにも「ファド」という音楽文化があります。

ファドというのは運命や宿命といった意味ですが、このような言葉で自分たちの民族歌謡を表すのは珍しいと言われています。

ファドは、日本ではそれほどポピュラーでないため、聴くには専門のお店かコンサートに足を運ぶしかありません。しかし、ポルトガルではほとんどのレストランでファドを演奏しているので、楽に聴きに行くことができるんです。ポルトガルに行ったからには、本場のファドを鑑賞しないと損ですよ。

ファドを歌う歌手はfadistaと呼ばれます。ファドは、一人のfadistaとポルトガルギター、そしてビオラの伴奏で演奏されます。ファドの歌手には女性が多く、舞台にたつ際には全身黒い衣装を身にまとい、黒いショールを肩にかけるのが一般的。
もちろん、男性歌手も活躍しています。男性歌手であるカルロス・ド・カルモは70歳を超えていますが、特に有名な現役歌手です。

ファドは大衆的な場所から自然に生まれたもので、現地の人にとっては生活の一部ともいえる音楽です。演奏の仕方から、暗く悲しいものだと思われがちですが、実際は我が町を賛美したものや、うわさ話など明るく陽気なものが多く、皮肉を交えたようなファドも数多く存在します。

生活の中から自然に湧きあがった感情を音楽にすることで、人々の心にストレートに響くファド。「こんな音楽」と一言で表せないところが、また魅力的ですね。
首都であるリスボンと中北部の都市コインブラで、それぞれ独特のファドが存在します。日本では、リスボン・ファドは暗くコインブラ・ファドは明るいといった説が聞かれますが、決してそんなことはありません。

ファドの歴史はいまだハッキリしないと言われていますが、一説によると、11世紀から14世紀にわたり、運命論者のアラブ人がポルトガル・ガリザのことを歌に現わしたことが起源だといわれています。ガリザとは現在のスペイン領であり、ポルトガルに隣接する地方です。ファドの起源とされた11~14世紀というと、国土の奪回がイスラム領土のコルドバに移動したところです。
これはあくまでも一説であり、他には、船乗りが故郷を想うように歌ったことが起源だという説もあります。

ファドの素晴らしさを世界に広げた、アマリア・ロドリゲス

ファドの代表的な歌手といえば、アマリア・ロドリゲスです。

彼女は偉大な歌手で、亡くなった時にはポルトガル全土が三日間喪に服したほどでした。葬儀には大統領も列席し、ポルトガルの英雄たちが眠るリスボンの国立パンテオンに埋葬されました。
現在のファドの地位を確立させたのは、1820年代に生まれたマリア・セヴェーラと言われていますが、アマリア・ロドリゲスは、それを世界に広げたキーパーソンだといわれています。

かつて日本の教科書にもとりあげられたファドに「Barco Negro(バルコ・ネグロ)」(黒い船という意)があります。漁に出たまま帰らなかった愛する人を想う歌ですが、ファドの中でも特に切なく、心に浸み入る演奏です。

アマリア・ロドリゲスが出演した映画「過去を持つ愛情」の中で彼女自身がファドを歌ったことで、それまで低かったファドの認知度が上がり、その素晴らしさが世界に知れ渡ることとなりました。
今では、日本でも有名なファドシンガーがおりますし、柳貞子、松田美緒、津森久美子、高柳卓也など、日本人ファド歌手も続々と登場しています。しかし、アマリア・ロドリゲスのように、歴史的にその名を残すような偉大な歌手は、これから先現れないのではないかとも言われております。

ポルトガルでファドを聴ける場所

ポルトガルでは、ライブハウスやコンサートホールといったところよりも、レストランや居酒屋などのお店で、ディナーショーのように歌われるのが一般的。

特にアルファマ地区やバイロ・アルト地区のような下町に多く、演奏開始時刻はだいたい22時頃。リスボン観光に訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみて下さい。
観光客でも入店しやすい有名なお店を、一部ご紹介しましょう。

・セベーラ(A Severa)
ファドの生みの親であるマリア・セベーラにちなんだ店名です。ファドを演奏しているお店としては国内でトップクラスのお店です。
店内にステージはなく、フロアで演奏します。店の規模はそこそこ大きく音の通りも良いのですが、その分料理の値段は割高です。

・フォルカド(O Forcado)
日本人団体観光客が多く利用している、リスボン・ファドを演奏するお店です。
観光客が多いだけあり、日本でもよく知られているファドをたくさん演奏してくれるので、アマリアの代表的なCDを聴いてから足を運ぶと、より楽しめると思います。

・ファイア(O Faia)
歌手には実力派が揃い、内装や雰囲気がとても落ちついている高級感溢れるお店です。無難な店としてガイドブックなどにもよく載っているので、日本での知名度も高いです。

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