ライターの人とライターになりたい人の特別な90分文章講座

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ツアーコード179633

ライターの人とライターになりたい人の特別な90分文章講座

ライターの人とライターになりたい人の特別な90分文章講座

代金

1,800

  • 9月23日 15:00~16:30
    9月22日 15:00~16:30
    9月21日 15:00~16:30

ツアー説明

    ふんこころ塾の河上伸男です


    25歳駆け出しのライターだった僕はショックでした
    書けば読んでもらえるのは当たり前と思っていましたから

    人っちゅうのは読みたい文章しか読まん
    じぶんに興味のない文章なんかぜったい読まんのや
    上司がそのワケを教えてくれて納得がいきました

    けれど悩みました
    人に読んでもらうにはどう書けばいいのか


    京都生まれ京都育ち身長187cmの僕は
    神戸が好きで休みの日にはよく出かけます
    国鉄今のJR西日本の元町駅の
    高架下商店街を歩いていた時のことです

    ちょっと説明します
    昭和50年ごろのお話で
    この商店街は2メートルほどの通路の両側に
    食べ物屋さんとか雑貨屋さんとか
    たばこ屋さんとか足袋屋さんとかがいっぱい並んでいます

    僕の歩く20メートル前方にあった
    服屋さんに目が惹きつけられました
    その店先の店主らしき人の姿が
    ミステリー映画の鬼才と呼ばれた
    アルフレッドヒッチコック監督そっくりだったからです
    といってもわからない人に解説します
    恰幅がよくお腹がこれでもかと出っ張っていて
    ほとんどアルファベットのD体型なんです

    そのDヒッチコックが
    目の前を通り過ぎる僕に
    ボソッと言葉をかけてきたのです
    僕は思わず立ち止まりました
    そして店に入りTシャツを買ったのでした

    京都へ帰る電車の中でひらめきました
    こう書けば言葉は人のこころには飛び込んでいくのかと

    あのDヒッチコックは
    歩いてくる僕のこころの奥底を探っていたのでしょう
    あの背の高さならサイズに困っているはずだと
    それで僕を店に引き入れようと企てていたのです

    もしあの時の言葉が
    ナウい服あるよカッコいいよだったら
    僕は無視して通り過ぎたと思います

    僕を立ち止まらせた言葉は
    ボソッとLLサイズあるよでした

    書いてなんぼどれくらいの値段の
    広告界で鍛えられたてきた僕の人生で
    これが最もこころをつかんだキャッチコピーでした
    ふつうの言葉が一番強いのですよ

    文章を書くというのは人の心をつかむことです
    人を動かそうと
    企てる力がひそんでいるかで
    うまい文章になるかどうかが決まるんですね

    好きな文章を書いて暮らしていきたい
    という最初の志を実現しながら
    僕は50年目のライター生活を送っています

    その間に僕が身につけた
    ものの見方や感じ方や書き方の極意を
    ライターの人やライターになりたい人に教えます
    意外な経験もしてきましたから
    面白いと思います

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