ツアーコード133863
タティングレース
ツアー説明
こんにちは。タティングレースを教えています、さきです。
このような方にオススメです。
レース結いを習ってみたいひと
初めてタティングを学ぶひと
どんなものが作れるの?
手芸好き
自宅でのんびり趣味で作ってみたいひと
ハンドメイドがある暮らしをしたいひと
このような講座です。60分
自己紹介
講師がポイントを説明しながら実演します。
・タティングの歴史
・タティングの魅力
・シャトルをお持ちの方は実習
・アドバイス・復習・質問など
千葉県の海の町にある実家と自宅を行き来しつつ
講師をさせていただいております。
少し、私の抱えてきた経歴をお話しさせてください。
私は2歳の頃から、閉鎖的な宗教の中で育ちました。
小さかったので、自分で選んで宗教に入ったわけではありませんが、
宗教の「組織」以外の人とは話してはいけない環境で、
誰も見てなくても神様と悪魔は24時間見ているぞ、という
組織の価値観を刷り込まれ、でもその組織の中でも階級は一番下
高校だけは通信制でどうにか行けた時代でしたが、
大学や正社員の道には当然進めず、パートで働く日々
それでも、家の事情としても身を立てる必要が出てくる──
話すのは苦手で資格もない私が、仕事を探す手がかりといえば
幼い頃から好きだった図画工作や色鉛筆、興味のあったパソコンでした。
組織の長老の目をかいくぐり、黎明期だったDTP(紙のデザイン)を勉強し
26歳の夏、東京の印刷会社に就職してはじめて世の中に出ました。
そしてそこで、気づいたんです。
関わってはいけないと言われていた「世の人」の方が、
組織の内部の人々よりずっと、よっぽど優しくて「愛」がある。
組織の教えていることは決して善でも正しくもないのでは、
って、内心で気が付いてしまったんです。
その思いは資格取得につながり、印刷会社で働きながら
色彩検定1級とカラーコーディネーター2級までを一気に取得
パーソナルカラーの講師寸前まで行ったものの、体力がギリギリもたず
宗教活動が不活発だと、組織の長老団3人に問い詰められることに
これからは改めますと頭を下げて、一人暮らしの六畳一間に戻る帰り道、
疲れきったまま、思わず空を見上げました。
もう、いいや──
もしも実は教義が正しくて、この世の中が明日なくなっちゃうとしても
いまやめることで、もしも明日「神」に滅ぼされるとしても
いいや。もうそれでも。
いつ死ぬか解らないなんて、みんな同じじゃないか
でもそれなら、今まで組織で過ごしてきたこの膨大な時間は全部、無駄?
そこから2年母の様子を伺い、どうにか母の洗脳を解きました。
さらに、失った幼少期と忘れられない7歳の頃の性的虐待から解放されたいと
民間の心理学の学校へ
自らのトラウマと向き合う中で、心理学の仲間から
西洋占星術やタロットについて聞きます。
占星術もタロットも、宗教の掟ではご法度だったので
恐怖心を克服するところから
コールセンターとweb制作会社にバイトしながら通信で学ぶ毎日の中、
母が病で倒れました。
10日の入院で手術は成功しましたが、
俗にいう放射線治療が必要な病気で、母はこれを拒否
退院の日から、新たな闘いが始まりました。
バイトの生活費を、健康的な食・サプリなどに極限までつぎ込み
一年間で10キロ痩せながら、母の回復を祈る日々
そして、病後一年が過ぎて少しホッとした頃、
私は一年より前の自分の記憶をほぼ思い出せなくなっていました──
*ー*ー*ー*ー*ー*ー*
すでにそれから5年
同じ経験をして育った、宗教2世と呼ばれる脱出仲間と話すうち
2年かかりましたが、私の記憶は元より鮮明に思い出せるようになり、
母はますます元気になりました。ひとえに皆様のお陰です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
それから後も、
母が宗教に入るきっかけとなった父と離婚したり、
父が「将棋がやりたい」と引っ越してしまったために空き家となった実家を管理したりと盛りだくさんの毎日ですが、
私の夢は変わらず、
どこでもオンラインで自由にみんなと繋がりながら、旅するカウンセラー、そして発信者であることです。
そして、いまDVやいじめにあっている方、辛い思いの方が気軽に相談できる、
そんな人でありつづける事が、自分の使命であると思っています。
まだまだ勉強中ですが、
ずっと一人で学んできたことが少しでも誰かのお役に立ち
楽しい気持ちの方が少しでも増えればと思います。
昔、親にも組織にもクラスメイトにも話せなかった辛い時代に、私を支えてくれたのはアニメでした。
漫画・アニメ・アイドルなどはすべて禁止されていましたが、アニメと声優さんの深夜ラジオだけは、組織も親も存在を知らなかったためノーマークだったのです。
関東圏在住なのに、関西圏のラジオ波を拾おうと真冬でも深夜2時に自室の窓を開け、通信教育用に買ってもらったラジカセを右手に掲げて細かく角度調整しながら、雑音だらけの外国の歌の合間に、声優さんたちのトークや爽やかな笑い声を必死に聞き分けていました。
そんなこんなで詳しくなったアニメをもっと知ろうと、放課後に学校から本屋へアニメ雑誌を買いに行き、その製本をバラして少しずつ家に持ち込んでは、アニメのあらすじ(月刊誌なので一ヶ月分あらすじが載っていた)を必死に読んで、自分を保っていました。
通信高校に通ってできた同じ宗教の仲間にすら、ひとこと「そうだね」と答える度に、頭の中で何度も今の返しで「間違っていなかったか」を自問するほど辛かった時期から、
理不尽なことを見聞きする度に、あるアニメに出てくる、かっこいい上司キャラクターの言葉が私を助けてくれていました。
『みんなで』幸せになろうよ
こんなこと、
誰が生き残るか、生き残れないか、生き残れない人と話したら自分もそうなってしまうと信じている宗教の組織では、
一度も聞いたことがなかった
それは一歩間違えば皮肉になるのかもしれない、何気ない言葉、
でも実はものすごく大切なこと
時間は有限です。
楽しめる時に、自分に必要な学びを、めいいっぱい楽しみましょう♡