八重山の島々に渡るとき、必ずと言っていいほど利用する施設が、石垣島の離島ターミナルです。
石垣島の離島ターミナルとはどんな施設なのか。どんな八重山の島々にアクセスできるのか。そして、施設そのものの魅力などを探ります。
石垣島の離島ターミナルとは?
石垣島の離島ターミナルは、2007年に開所した石垣島にある船舶ターミナルです。八重山の島々を石垣島をハブにしてつなぐアクセス拠点として、観光客はもちろん、地元住民の足として、非常に多くの人が利用する施設です。2018年4月から5年間、ネーミングライツで「ユーグレナ石垣港離島ターミナル」という名称になっています。

石垣港の離島ターミナルからは、竹富島、小浜島、黒島、波照間島、鳩間島、西表島、与那国島の八重山の島々への高速船やフェリーが発着しています。
これらの島々には波照間島以外は空港がなく、波照間島の空港にも定期便は就航していません。つまり、これらの島々に訪れるには、現在のところ高速船かフェリーしか選択肢がありません。
なお、石垣島の離島ターミナルの船乗り場には、石垣島が生んだ英雄、具志堅用高の銅像があります。記念写真を撮るなら是非ココで。
石垣島の離島ターミナルへのアクセス
新石垣空港(南ぬ島/ぱいぬしま 石垣空港)から石垣島の離島ターミナルへのアクセスは、国道390号線を南下して約15kmのところにあります。
定期運行バスは、「東バス」、「カリー観光バス」の2社が運行。各社、所要時間は30分〜45分で、料金は500円〜540円です。
またタクシーを使用する場合は、所要時間は約30分、料金はおおよそ3,100円前後となっています。
料金はタクシーよりバスの方がはるかにリーズナブルですが、慣れない石垣島の交通アクセスで迷うのは時間的なロスにつながります。観光客が新石垣空港から離島ターミナルに向かう場合は、タクシーの利用が無難でしょう。

新石垣空港 基本情報
石垣島の離島ターミナルから発着している就航便
石垣島から先にある八重山諸島の各離島へのアクセスは、石垣島の離島ターミナルから、船舶会社が運航する高速船やフェリーに乗船する必要があります。
石垣島の離島ターミナルから船舶を運行しているのは、主に安栄観光、八重山観光フェリー、石垣島ドリーム観光の3社です。

石垣島の離島ターミナルから、八重山の各島へ向かうときの所要時間は、おおむね以下の通りとなっています。
<石垣島の離島ターミナルから、八重山の各島への所要時間>
竹富島 高速船10分、カーフェリー15分
小浜島 高速船25分、カーフェリー30分
黒島 高速船25分、カーフェリー30分
波照間島 高速船60分、カーフェリー1時間20分
鳩間島 高速船40分、カーフェリー55分
西表島(大原港) 高速船35分、カーフェリー45分
西表島(上原港) 高速船40分、カーフェリー55分
与那国島 4時間30分
ただし、以下の注意事項があります。
<石垣離島ターミナルを利用する際の注意事項>
・波照間島は安栄観光のみ。
・与那国島へは福山海運が運航しています。
・新城(あらぐすく)島行きの定期航路はありません。新城島に行くには、ツアーを利用することになります。
なお、安栄観光と八重山観光フェリーの両社が運航する航路は共同運航です。どちらの乗船券を購入しても、両社の船に乗ることができるので便利です。
石垣島の離島ターミナルに車で行くときは駐車場に注意!
レンタカーなどで石垣島の離島ターミナルに向かう場合は、駐車場にクルマを停めることになります。
駐車場は、ターミナルが運営する有料駐車場が2か所あります。そのほか、石垣市役所や新栄公園の市営駐車場なども、近隣に存在します。
ただし駐車場は、時間によっては満車になっている場合も少なくありません。そんなときは、空いている近隣の駐車場を探す時間が必要になるので、なるべく時間に余裕を持って行動しましょう。

石垣島の離島ターミナルの施設
石垣島の離島ターミナルは、実は観光スポットとしても、また石垣島のおみやげ購入スポットとしても、魅力たっぷりです。交通アクセスの良さから、使い勝手が抜群なスポットなので、石垣島観光の行き帰りなどの立ち寄りに、上手に利用したいものです。
石垣島の離島ターミナルには、売店が多数あります。ここではラー油や塩、ピパーツ(ピパーチ)といった沖縄・石垣島ならではの調味料から、泡盛、Tシャツまで、お土産の定番どころは、ほとんどターミナル内で手に入れることができます。また、シーズンによっては離島で収穫されたマンゴーやパイナップルなどの南国フルーツも、リーズナブルに入手できます。
購入した商品は、無理に手荷物で持ち帰る必要はありません。ほとんどは宅配便で発送してくれます。例えば「とぅもーるショップ」では、石垣牛や活車えびなどの、石垣ならではの地場商品特選ギフトを全国発送OK。また、シュノーケルセットやサングラス、日やけ止めクリームなど、観光客の「用意しておけばよかった」というアイテムも揃えています。
食事どころは、手早く食事ができるカウンター式の店舗が主体。例えば、「八重山茶屋 ゆがふぅふぅ」は、朝7時から営業している人気の食堂。専門店顔負けの八重山そばや各種チャンプルー、石垣牛のハンバーガー、マグロのユッケ丼など、石垣ならではのローカルフードを堪能できます。
離島ターミナルで女性に是非とも立ち寄ってもらいたいのが、「七人本舗」です。さまざまな商品が並ぶ“よろず屋”的な店ですが、ここでチェックしたいのが、石垣島の「マリヤ乳業」の牛乳をふんだんに使用した「マリヤシェイク」。新鮮な牛乳ならではの素材感に満ちたこの味わいは、離島ターミナルだこらこそ味わえる逸品です。

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