手つかずの豊かな大自然が広がる沖縄県北部、「やんばる」と呼ばれるこの地域や、有名な沖縄美ら海水族館などの玄関口となるのが名護市です。
大人気「道の駅」が有名となった名護市ですが、魅力はそれだけでなく各種テーマパークや観光スポットも多く、魅力の穴場ともいえるでしょう。
さらに2025年夏には新たな巨大テーマパーク「JUNGLIA(ジャングリア)」の誕生も発表され、益々注目度が上がっています。
楽しいドライブに、美しい景観に、そしてグルメも!沖縄本島の見どころは那覇だけじゃない、名護市の本当の魅力を探しに出発!
名護市ってどんなところ?
名護市は沖縄本島のほぼ中央で東西に広がるように位置し面積は約210㎡、これは沖縄県では3番目に広い大きさ。
およそ64,000人が暮らし、沖縄県内の市町村でTOP10に入る規模です。
県内で3番目に高い嘉津宇岳(かつうだけ)がそびえるなど、豊かな自然が目を引きます。水産資源も農業資源もあり、ビールや泡盛などの醸造所があることでも知られています。
西海岸側の名護湾側は都市部が広がり、海に沿ってリゾートホテルも点在、東海岸側の大浦湾側は自然豊かな風景が広がります。
名護市へのアクセス
市内を縦断する国道58号線、および許田インターのある沖縄自動車道(高速道路)を利用して、那覇空港からアクセス可能です。
国道58号線で約2時間15分、沖縄自動車道経由で約1時間30分
国道58号線で約2時間、沖縄自動車道経由で約1時間15分
那覇空港・那覇市内から名護西空港線(琉球バス交通・沖縄バス)で約3時間前後
名護東線(辺野古経由・沖縄バス)で約3時間30分前後
那覇空港から約2時間、ホテルを経由する「沖縄エアポートシャトル」で約2時間30分、
やんばる急行バスで約1時間40分
「道の駅」許田 やんばる物産センター
沖縄北部の観光拠点として、やんばるの玄関口・名護市の表玄関ともいえる道の駅がこちら!
沖縄県第一号の道の駅で、旅行口コミサイトのトリップアドバイザー(TripAdvisor)が実施した「旅好きが選ぶ!日本人に人気の道の駅ランキング 2020」にて、堂々No.1に輝きました。
2021年7月31日に国道58号線のバイパス「名護東道路」が開通し、道の駅に併設する道路情報ターミナルもリニューアル。
海側にも駐車場が増設され下り線からのアクセスも向上、観光拠点としてだけでなくドライブの情報拠点としての役割もさらに充実しました。
店内のマーケットでは地元・名護をはじめとした、やんばるエリア周辺12市町村の新鮮野菜や特産品がずらり勢揃い。
中でも地元名護産のパイナップルが種類豊富で、島らっきょうや青パパイヤなども地元の方々に人気です。
観光客に大人気なのが、恩納村(おんなそん)特産の「幻の味・ブルース」(お菓子人気ランキング第1位)
しっとり・もっちり・ふんわりの三拍子そろったカスタード味はカステラとも蒸しパンとも違う食感。
実は製造工程で材料を間違えて作っってしまった、いわば失敗作のお菓子。
食べてみると、とっても美味しかったことから販売を開始したところ大人気となったそうです。
さらにブルースにも勝る注目を集めているのが「チョコもち」(お菓子人気ランキング第2位)
道の駅許田(きょだ)限定販売、しかも店内の工房で製造しているので、出来立てが買えることも!
見た目はチョコレートケーキの様ですが、もち粉の歯ごたえあるもちっとした食感、チョコの風味の中にココナッツ独特の南国風味をミックスした、沖縄特有の斬新的な味わいがお口の中で広がります♪
フードコートやパーラーには、地元食材をふんだんに使った天ぷらやグルメ、スイーツが勢ぞろい!このグルメを目当てに来る人も少なくありません。
屋上に展望デッキを設けてあるので、名護湾の素晴らしい眺望を前にやんばるグルメをじっくりと楽しめます。
また、観光施設の割引チケットの販売や宝くじコーナーも、穴場スポットとして密かに?人気です。
名護はテーマパークのパラダイス!
那覇空港や那覇市からは距離はあるものの、名護市は沖縄県有数のテーマパークが集まる地域なんです。
それらテーマパークの訪問だけでも満足度はかなりのものです。
ナゴパイナップルパーク
ナゴパイナップルパークは、沖縄の名産品でもあるパイナップルにまつわる様々なコンテンツを楽しむことができるテーマパークです。
広い園内にはパイナップル号という巡回バスがあり、園内をゆっくりと楽々散策することができます。
見どころは、ジャングルの様な雰囲気を楽しむことができる「アナナスガーデン」。
空中に遊歩道が設置されており、上から約120種類ものパイナップルが育つ庭園を観察することができます。
その他にも、パイナップルについて詳しく学べるスポットや、パイナップルスイーツやドリンクを堪能できるグルメエリアなど、パイナップルを色々な角度で楽しめます。
ナゴパイナップルパーク 基本情報
- 住所:〒905-0005 沖縄県名護市為又1195
- アクセス:那覇空港から車で約1時間15分、名護バスターミナルから琉球バス交通で名桜大学入口バス停下車
OKINAWAフルーツらんど
OKINAWAフルーツらんどは、熱帯・亜熱帯フルーツの果樹や南国の珍しいカラフルな鳥たちを観賞することができるトロピカルテーマパークです。
フルーツゾーンでは、約30種類以上の熱帯・亜熱帯果樹を見ることができ、バードゾーンではエサやり体験もできます。
また、絵本の世界を冒険する「トロピカル王国物語」では、フルーツ魔法の地図を手に妖精にさらわれた王様を救い出す冒険の旅で、フルーツにまつわる謎解き探検と物語の世界を楽しみながらフルーツのことが学べます。
南国果実をふんだんに使用したオリジナルスイーツやジュースを満喫できるフルーツカフェ、人気の沖縄土産を取り揃えたショップも併設しています。
OKINAWAフルーツらんど 基本情報
- 住所:〒905-0005 沖縄県名護市為又1220−71
- アクセス:那覇空港から車で約1時間20分、名護バスターミナルから琉球バス交通で名桜大学入口バス停下車
DINO 恐竜 PARK やんばる亜熱帯の森
約1億年前にも生息していたとされるヒカゲヘゴの原生林に太古の恐竜が出現?!
まるであの人気恐竜パーク映画の世界が現実になったような、DINO恐竜PARK やんばる亜熱帯の森には、映画のロゴでもおなじみの肉食獣ティラノサウルスやステゴサウルス、首の長い草食獣ブラキオサウルスなど、多種多様な恐竜達が80体以上も生息しているとか。
パーク内を歩くとそこかしこで恐竜の鳴き声も聞こえ、原生林の中で動き出す恐竜の迫力に、胸はドキドキと高鳴り、冒険心がくすぐられます。
恐竜たちだけでなく、珍しい植物も多数あり、季節によって咲く花が違うのも魅力のひとつです。
パーク内は遊歩道が整備されており、背の高い亜熱帯の木々に差し込む木漏れ日が心地よく、散策するだけでも大自然に癒されます。
木々の中には、恐竜の卵や赤ちゃん恐竜なども隠れていますので、子供たちと一緒にもしくは、童心にかえって探してみてはいかがでしょうか。
沖縄県内初となるDINO恐竜PARK やんばる亜熱帯の森は紅いもタルトでおなじみの「御菓子御殿」が運営しており、お隣には「沖縄歴史民俗資料館」などの施設を併設した御菓子御殿 名護店があります。
DINO 恐竜 PARK やんばる亜熱帯の森 基本情報
- 住所:〒905-0004 沖縄県名護市字中山1024-1
- アクセス:那覇空港から車で約1時間20分、名護バスターミナルから琉球バス交通で三土堤バス停下車
ネオパークオキナワ(名護自然動植物公園)
「ネオパークオキナワ」は東京ドーム約5個分の広大な敷地の中で、アマゾン、アフリカ、オセアニアといった世界中の熱帯地方の環境を再現した動物テーマパークです。
様々な生き物とふれあえたり、かつて沖縄を走っていた機関車を再現した「沖縄軽便鉄道」で園内を一周できるなど、子ども連れで「みて、ふれて、ワクワク体験」を楽しめるコンテンツが豊富に揃っています。
沖縄ではここでしか出会えないレッサーパンダに会いに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
ネオパークオキナワ 基本情報
- 住所:〒905-0012 沖縄県名護市名護4607-41
- アクセス:那覇空港から車で約1時間20分、高速許田インターより車で約10分
名護は絶景スポットの宝庫!
沖縄本島の東西にまたがり、海も山も豊かな表情を見せる名護。絶景スポットもたくさんあり、ドライブレジャーのアクセントに欠かせません。名護の絶景スポットを紹介します。
古宇利大橋/美らテラス(古宇利島南詰展望所)
「恋伝説」が残るパワースポット・古宇利島(今帰仁村)と、名護市の屋我地島の間に架かる、全長1,960mの橋が「古宇利大橋」です。
2005年2月8日の開通以来、沖縄県の通行無料の橋の中で、2番目に長い橋として知られています。
ちなみに1位は2015年開通の伊良部大橋ですが、古宇利大橋は日本国内で比べても道路伊良部大橋、東京ゲートブリッジ、倉敷みなと大橋、新北九州空港連絡橋に次ぐ第5位の無料で通行可能な橋です。
沖縄本島屈指の美しさを誇るターコイズブルーの海が左右に広がり、海面に浮かぶ小島が見事なアクセントになっている景観は実に爽快!沖縄ドライブ観光では外せないビュースポットです。
橋のたもと、古宇利島南詰展望所の駐車場から小さな階段を降りると、目の前にカエル島という面白い形と名前の島と、古宇利大橋のコラボレーションした景色を楽しめます。
橋の名護市側高台にある観光スポット「美ら(ちゅら)テラス」には電動アシスト自転車のレンタサイクルがあります。
古宇利大橋から眺める夕陽の絶景、屋我地島(やがじしま)のマングローブ林、古宇利島を望む農地に囲まれた静かな隠れスポット・済井出(すむいで)ビーチなど、周辺へのサイクリングおさんぽ旅もオススメ!
美らテラス 基本情報
- 住所:〒905-1635 沖縄県名護市字済井出大堂1311
- アクセス:那覇空港から車で約1時間30分、
名護バスターミナルから琉球バス交通で運天原バス停下車、やんばる急行バス四島線乗り換え
嵐山展望台
屋我地島と本部半島のあいだ、大小の島々が静かな海に連なる羽地内海(はねじないかい)を一望できる風光明媚な展望台です。
展望台からの眺めは、手前に屋我地島、奥に古宇利島が望め、その穏やかな様子は瀬戸内海や松島にも似ているものの、緑の島々と沖縄ならではの青い海のコントラストが美しく、見るものを魅了します。
最近ではSNS映えスポットとしても人気となっています。
ワルミ大橋
2010年12月18日に開通した、屋我地島と今帰仁村(なきじんそん)の天底(あめそこ)とを結ぶ橋で、ワルミ海峡をまたがり、豊かな自然あふれる「やんばる」の絶景が望めます。
ワルミ海峡を含む屋我地島周辺は、沖縄海岸国定公園に指定されているほどの美しさです。
橋の全長は315mあり、これはコンクリートアーチ橋としては国内5番目の長さで、景観に配慮した美しいアーチは、平成23年度日本コンクリート工学会の作品賞にも選ばれました。
今帰仁村側にある「橋の駅リカリカワルミ」改め「DRIVE IN リカリカワルミ」では、ウッドデッキの展望テラス「AMESOKOテラス」、階段状の二階展望テラス「AMESOKOテラスrooftop」を設置し、その絶景と一緒に、「NAKIJIN BURGER」の
館内にあるAMESOKOストアでは、名護市とワルミ大橋で繋がる今帰仁村の特産品や加工品、沖縄のこれは食べるべき!という逸品がいっぱいです。
ワルミ大橋 基本情報
- 住所:〒905-1633 沖縄県名護市我部
- アクセス:那覇空港から車で約1時間35分(許田ICから国道58号線、国道505号線、県道248号線経由)
名護城公園
名護城跡一帯に整備された公園で「日本さくら名所100選」に選ばれている名護城公園(なんぐすくこうえん)は、鮮やかなピンク色の琉球寒緋桜が立ち並ぶ約2kmの遊歩道が魅力です。
展望台からはエメラルドグリーンに輝く東シナ海と鮮やかなピンク色の桜とのコントラストが楽しめるほか、お花見の季節でなくとも、日没後の夜景は一見の価値があります。
轟の滝公園
名護市中心部と道の駅許田との中間あたり、名護の癒しスポットとして親しまれる「轟の滝」
久志岳と辺野古岳の間を流れる川を水源とする高さ約30mの一枚岩から流れ落ちる一条の滝はまさに絶景!
滝壺近くには展望台があり、マイナスイオンに満ちた滝しぶきや水の音が、日頃の疲れを一気に吹き飛ばしてくれるでしょう。
滝のわきにそびえ立つ沖縄県内で最大級の一枚岩や、ヒカゲヘゴなど多くのシダ類も一見の価値があり、琉球王朝時代から景勝地として知られる轟の滝は、沖縄県指定文化財にもなっています。
滝の周辺を2018年6月に自然を生かした公園として整備されたのが「轟の滝公園」です。
公園として改修後、丸2年で入園者が10万人を突破するほど、県内外から多くの人が訪れ賑わっています。
園内には遊歩道が整備されているだけでなく、スロープも設置されているので車椅子でも滝の近くまで行くことができます。
自然体験学習広場やBBQやピクニックも楽しめるイベント広場、渓谷を生かした親水広場など、大人から子供まで自然に親しみ、楽しめる公園となっています。
轟の滝公園 基本情報
- 住所:〒905-0023 沖縄県名護市数久田594
- アクセス:那覇空港から車で約1時間20分、名護バスターミナルから琉球バス交通で数久田バス停下車徒歩10分
キラキラ輝くビーチも名護の魅力!
沖縄本島の西海岸、東海岸にまたがる名護市は、ビーチの数も豊富です。
どのビーチもきれいな海岸と白い砂浜が広がり、南国沖縄ならではのリゾート気分が満喫できます。
ブセナビーチ/ブセナ海中公園
2000 年に開催された「九州・沖縄サミット」の会場となった万国津梁館(ばんこくしんりょうかん)に隣接する、国際的な海洋リゾート「ザ・ブセナテラス」の目の前に広がるビーチ。
ラグジュアリー感溢れる砂浜で優雅さは随一ですが、ホテルのアクティビティとしてシュノーケリングやクルージングなど、マリンアクティビティも楽しめます。
ビーチの奥には24面の窓から海中を360 度見渡せる海中展望塔が象徴的な「ブセナ海中公園」があり、クジラ型の「グラスボート(グラス底ボート)」に乗船すれば、ガラス張りの船底から海の中を覗け、カクレクマノミやルリスズメダイといったトロピカルな魚に出会えます。
ブセナビーチ/ブセナ海中公園 基本情報
- 住所:〒905-0026 沖縄県名護市字喜瀬1744-1
- アクセス:那覇空港から車で約1時間30分、路線バス・空港リムジンバスがブセナリゾートに直通します。
幸喜ビーチ
以前は「名護市民ビーチ」と呼ばれ長年市民に親しまれてきた庶民派の天然ビーチで、その長さは1km近くにもおよびます。
モクマオウがつくり出す木陰に白く輝く砂浜や岩礁とのコントラストなど、沖縄本来のビーチの姿が色濃く残る、どこか懐かしさもあるビーチと言えるでしょう。
東シナ海に面し、許田ICやブセナテラスとも至近距離にあるので、アクセスも便利です。
21世紀の森ビーチ
名護市中心部沿い「21世紀の森公園」内にある白い砂浜と夕日がとてもきれいな人工ビーチです。
名護湾に面し突堤で2つに分けられているため、潮の干満の影響が比較的少なく波も穏やかです。
海に向かって右側のビーチは打ち上げられたサンゴがサラサラと波と共に音を立てているのが特徴。
左側のビーチは砂がサラサラしており、海水浴向けで小さなお子様連れでも楽しめます。
21世紀の森公園内にはバーベキュー広場もあり、ビーチを含む公園一帯を名護市が管理しているため設備も充実し、幸喜ビーチとともに名護市民に愛されているビーチです。
屋我地ビーチ/屋我地島
沖縄本島北部、古宇利島まで行く途中にある屋我地島。
その入口にある屋我地ビーチでは、タイミングが良ければ干潮時間前後だけトンボロ現象により、普段は隔てられているビーチと前の小島とを渡ることが出来るかも!?
屋我地ビーチでは縁結びの道「ピュアロード」と呼んでいますが、神秘的なこの道を渡ると幸せが訪れたり、カップルが2人で歩く縁結びスポットとして話題となっています。
また、沖縄の古き良き時代を感じることができる芝生のあるビーチには、県民に古くから愛されているオールドスタイルのキャンプ場もあります。
要予約で手ぶらでBBQ・キャンプも楽しむことができ、海水浴だけでなく青空そして夜は星空の下、何もしない贅沢を自然の中で味わいたい人にオススメです。
※日帰り入場料:大人(中学生以上)500円、子ども(3歳以上)300円(シーズンにより料金の変動あり)
古宇利大橋、ワルミ大橋、屋我地大橋の3つの橋で周囲とつながる屋我地島には、古宇利島ほど知名度は高くないものの、最近では知る人ぞ知る個性派カフェやオシャレな飲食店の激戦区で、素通りしてしまうのはもったいなさすぎるスポットでもあります。
屋我地ビーチ 基本情報
- 住所:〒905-1631 沖縄県名護市字屋我143
- アクセス:那覇空港から車で約1時間30分(許田ICから国道58号線、名護東道路、県道110号線経由)、名護バスターミナルから琉球バス交通で屋我浜バス停下車
まだまだあるぞ!名護市の立ち寄りスポット
海に山にと見どころいっぱいの名護市ですが、街なかや港にもオススメしたいスポットはまだまだあります!
名護市役所
名護市の市政施行10周年の記念事業として昭和56年4月に竣工した市庁舎は、強い日射をさえぎりながら、海からの風を受け入れる、沖縄の風土的特性を十分に盛り込んだ設計が高い評価を受け、建築ファンからも一目置かれるデザインです。
レンガ積みのようにも見える白いブロックと桃色のブロックが交互に積まれた独特のパターンは、建築全体を覆っていて、まるで古代の遺跡のような極めて特異な表情を見せています。
北側の傾斜した屋根は「アサギテラス」と名付けられ、生い茂ったブーゲンビリアが濃い日陰を作り、市民憩いの場、コミュニケーション形成の場となっています。
非常に個性的で沖縄の特徴を散りばめたた名建築ですが、竣工から40年経ち、老朽化のために建て替えも検討されているそうです。
このように現在の名護市役所の姿を見学できるのは限られた期間のみとなるかもしれません。
ひんぷんガジュマル
市内を流れる幸地川に架かる名護大通り(県道84号)の「あなだ橋」に、道を分かつようにそびえている、高さ20m近い国指定天然記念物のガジュマルで、推定樹齢は300年を超えます。
「ひんぷん」とは、沖縄の伝統的家屋で正面の門と母屋の間に立てる塀のことですが、外から敷地内が見えないようにする目隠しの役目と同時に、悪霊や災難(沖縄ではマジムンと呼びます)が入り込まないようにするという意味があります。
ガジュマルの樹下に置かれている石碑「三府龍脈碑(さんぷりゅうみゃくひ)」の形がこの「ひんぷん」に似ていることから、別名「ヒンプンシー(屏風石)」と呼ばれるようになり、そこからこのガジュマルの大樹も「ひんぷんガジュマル」と呼ばれるようになりました。
今では名護の町に災難が入り込まない様にと、文字通り「ひんぷん」の役割を担い、地元住民の信仰の対象ともなっています。
大浦湾/わんさか大浦パーク
都市部やリゾートが広がる西海岸側と対照的に、東海岸・大浦湾周辺はローカルな雰囲気と美しい自然が色濃い“むかし”が残る里。
やんばるの森と大浦湾を望む絶景のロケーションに囲まれた、大浦湾の一角にある赤瓦大屋根の建物、それが「わんさか大浦パーク」です。
道の駅や直売所と同様の機能もありますが、名護東海岸の10の集落が出資し合って運営している地域交流拠点施設です。
買い物や飲食だけでなく、ここでは3つの体験プログラムがあります。
「大浦マングローブロード」
「生命のゆりかご」といわれ、潮の満ち引きに合わせて2つの表情を見せるマングローブ林。
耳すませば、干潟の生き物たちの息づかいが聞こえる全長726mの遊歩道では、いま、ここでしか見ることのできない景色のなかで多種多様な植物や生き物たちに出会うことができます。
マングローブは特定の木の名前ではなく、海水と川の水が混じり合う汽水域に生える植物群のことで、陸と海の境界にある個性的な生態系を示します。
「カヤック体験」
湾の奥に広がる沖縄本島最大級のマングローブ林や波穏やかな大浦湾をカヤックに乗って散策できます。
初心者でも気軽に体験できる「大浦マングローブ体験ツアー」から「夜明けの日光浴 朝日ツアー」「静寂のナイトマングローブツアー」、上級者向けの「嘉陽の褶曲ジオツアー」まで、4つのプログラムが用意されており、カヤックがはじめての方から、他で体験した事がある方にも楽しめる内容になっています。
「グラスボートツアー「予約受付代行」のみ。(詳細についてはお問合せください。)」
大浦湾は多様性のホットスポットとも言われ、これまで実に5,800種以上の生き物が確認されています。
ちなみに大浦湾よりずっと広く、ダイバーにも人気の慶良間諸島で3,800種くらいだそうですから、実はすごい場所であることがお分かりいただけると思います。
その中でも、全長50m、幅30m、高さ13mがなんと一群体という北半球最大級のアオサンゴが見られることが他と違う一番のアピールポイントです。
わんさか大浦パークには、「久志かぼちゃカレーパン」など季節の農産物をオリジナル軽食にして販売する「わんさかパーラー」、”一日のはじまりに、良いコーヒーと良い音楽を。”と、朝日が見える東海岸で朝7時30分から営業している「Su-Me-Coffee」、てびち・三枚肉・ソーキが豪快に全部乗っている「南乃畑そば」が人気の「島野菜の沖縄ダイニング南乃畑」の3つの飲食店があり、朝から丸一日滞在しても飽きることがありません。
わんさか大浦パークは、2023年春頃~2024年春頃まで、改修工事を行う為、店舗は瀬嵩保育所跡地(沖縄県名護市瀬嵩52)にて移転営業を予定しております。
食堂「南の畑」は別場所へ移転を調整中です。
カフェ「Su-Me-Coffee」は2022年12月18日をもって一旦閉店いたしました。
この期間中に訪れる予定の方は、十分にご注意ください。
わんさか大浦パーク 基本情報
- 住所:〒905-2267 沖縄県名護市大浦465-7
- アクセス:那覇空港から車で約1時間30分、那覇空港~カヌチャリゾート間のシャトルバスも利用できます。
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