香川県は四国の北東部にある海や山、周辺の小さな島々からなります。
「世界一長い鉄道道路併用橋」としてギネス世界記録に認定されている瀬戸大橋、移住したくなるほど魅力的とも言われる「直島(なおしま)」など人気観光地が点在しています。
そんな魅力的な観光地が多い香川県のおすすめスポットを紹介していきます。
瀬戸大橋
瀬戸大橋は本州岡山県倉敷市と四国香川県坂出市を結ぶ橋で、昭和63年に開通しました。
鉄道と道路併用橋としては世界最大級の橋で、「世界一長い鉄道道路併用橋」としてギネス世界記録に認定されています。
橋付近には世界一の高さである約132メートルある回転式展望台が設置されており、UFOの様な形の展望デッキがゆっくりと回転しながら上昇し瀬戸内海を一望することができます。
また写真スポットとしては瀬戸大橋記念公園からの撮影がおすすめで、橋の全体像をきれいに写すことができます。
直島(なおしま)
移住したくなるほど魅力的とも言われる「直島」では、アート鑑賞に食事、宿泊、海釣りなど様々な体験をすることができます。
まず到着すると島のアイコン的な存在である草間彌生さんの代表作の赤いかぼちゃが現れます。
古民家の多い直島の街並みはレトロ感が溢れ、どこか懐かしい気分になります。
また「アートの町」と言われるだけあり、町中にたくさんのアートが隠されているので、直島を観光する際はバスでの移動も可能ですが、サイクリングで島内を巡るのがおすすめです。
直島(なおしま) 基本情報
- 住所:香川県高松市サンポート8(高松港フェリー乗り場)
- アクセス:高松西ICから高松港まで車で約25分、高松港からフェリーで約50分
栗林(りつりん)公園
お庭の国宝とも言われる栗林公園は香川の特別名勝であり、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンでも最高の三つ星評価を獲得した大名庭園です。
園内を散策をするには朝がおすすめで緑が多く清々しい空気の中を散歩したり、茶屋で人気の朝がゆを食べたり、園内2つの湖を和船で一周したり、1日いても飽きない工夫がされています。
父母ヶ浜(ちちぶがはま)
「日本のウユニ塩湖」とも呼ばれる父母ヶ浜は約1キロメートル続く、穏やかな海水浴場です。
「2018年には夕日絶景ランキング」で全国1位にも選ばれ、夕日と人が潮だまりに映る様子はとても輝かしく美しい光景です。
写真撮影をする際は、干潮時の夕方頃や風がない時間帯を選ぶことをおすすめします。
父母ヶ浜(ちちぶがはま) 基本情報
- 住所:香川県三豊市仁尾町仁尾乙203-3(父母ヶ浜海水浴場)
- アクセス:さぬき豊中ICより車で約20分
地中美術館
直島にある地中美術館は「自然と人間を考える場所」として2004年に建てられ、クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品を見ることができます。
それぞれの作品ごとに建築空間が作られており、展示物と空間が一体となっているという特徴があります。
他にも、館内には瀬戸内海を一望できるカフェやミュージアムショップ、モネが自ら造園したジヴェルニーの庭に植えていたとされる植物をベースに構成された庭園など見どころ満載です。
エンジェルロード
「天使の散歩道」と呼ばれるエンジェルロードは干潮時に現れる砂の道のことで、大切な人と手をつないで渡ると願いを叶えてくれるという言い伝えがあり全国各地からカップルや観光客が訪れます。
エンジェルロードを渡る手前の弁天島を登ると「約束の丘展望台」があり、幸せの鐘を鳴らすことができたり、散歩道付近に設置された天使のポストからは、両親や恋人、友人に、旅の思い出や手紙を送ることもできます。
丸亀城(まるがめじょう)
丸亀城は別名「石の城」と呼ばれ、「日本100名城」にも選出されています。
このお城は室町時代に豊臣秀吉の家臣「生駒親正(いこまちかまさ)」と、息子の「生駒一正(いこまかずまさ)」が建設しました。
また丸亀城の特徴でもある石垣は様々な技法を駆使して積まれており、城を中心に渦巻き状に配置した渦郭式(かかくしき)の設計となっています。
屋島
瀬戸内海に浮かぶ屋島は島全体が国の天然記念物として指定されています。
約1,400万年前の火山活動により、溶岩が水平に流れ出して固まり卓上台地の様な地形になりました。
そしてこの島には「屋島三大展望」が随所に設置してあり、同じ瀬戸内海の景色ですが場所によって見え方が異なるのも見どころです。
また緑豊かなこのエリアでは様々な動物が暮らしていて、鳥類やコウモリなど小型な生き物からイノシシの様な大型な生き物も生息しています。
寒霞渓(かんかけい)
国の名勝である寒霞渓は、香川県の小豆島にある渓谷で、約1,300年前の火山活動で地殻変動や浸食が進んだことにより作り上げられました。
この渓谷を散策するにはロープウェイと登山道の2つのルートがあり、多種多様な奇岩や崖地から成る渓谷美を堪能することができます。
ロープウェイは標高約612メートルの山頂駅まで四方がガラス張りのゴンドラに乗り、美しい渓谷の中を空中散歩することができおすすめです。
寒霞渓(かんかけい) 基本情報
- 住所:香川県小豆郡小豆島町神懸通乙327-1(寒霞渓ロープウェイこううん駅(紅雲亭))
- アクセス:小豆島池田港から寒霞渓ロープウェイこううん駅(紅雲亭)まで車で約20分
紫雲出山(しうでやま)
香川県の荘内半島 (しょうないはんとう)に位置する標高約352メートルの紫雲出山は、「日本が誇る桜の絶景15選」に選ばれたり、さらには米国ニューヨークタイムズ紙にも掲載されたことがあるほど美しい景色が見れる場所で有名です。
桜の時期の景色が一番有名ですが、初夏のアジサイの時期もとてもきれいでおすすめです。
景色以外にも、約2,000年前の土器や石器が展示されている紫雲出山遺跡館や美しい眺望とともに食事ができるカフェなど立ち寄りたいスポットがたくさんあります。
紫雲出山(しうでやま) 基本情報
- 住所:香川県三豊市詫間町大浜乙451-1(紫雲出山山頂展望台)
- アクセス:紫雲出山登山口バス停から紫雲出山山頂展望台まで車で約15分
銭形砂絵(ぜにがたすなえ)
銭形砂絵とは、観音寺市の琴弾(ことひき)公園内、有明浜の砂浜に描かれた周囲約345メートルの巨大な砂絵で1633年に作られました。
この砂絵には言い伝えがあり、これを見れば健康で長生きし、お金に不自由しないと言われています。
夜間はライトアップされており、期間限定でゴールドやブルーなどにライトの色が変わるそうです。
終わりに
香川県の魅力は伝わりましたでしょうか?
海や山の大自然を体感し、絶景に癒され、グルメや街歩きが楽しめる香川県にぜひ、リフレッシュの旅に出かけてみてはいかがでしょうか。