白川郷とは、現在の岐阜県大野郡白川村荻町地区を指す地域の古い地名で、合掌造りの集落で有名な地区です。
1995年、富山県の五箇山(相倉地区、菅沼地区)と共に「白川郷と五箇山の合掌造り集落」として世界遺産に登録されました。日本の原風景ともいうべき美しい景観と、古き良き時代の人々の暮らしに触れてみませんか?
白川郷の見どころ
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写真提供 岐阜県白川村役場
県指定重要文化財 明善寺
約260年前に創立された浄土真宗のお寺。本堂、庫裡(くり)、鐘楼が茅葺き合掌造りのまま残されているのは他に例を見ません。
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萩町城跡展望台
荻町を見下ろす高台にあり、眼下にひろがる合掌造り集落を一望することができます。
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写真提供 岐阜県白川村役場
国指定重要文化財 和田家
国指定重要文化財であり集落で最大規模を誇る合掌造り家屋。築300年以上経った今も住宅として和田家の人々の生活が営まれています。現在は1階の一部と2階が公開され、和田家代々で使用された遺物や民具が展示されています。
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神田家
和田家から分家し1850年頃に建てられたといわれ、間取りや小屋組み(合掌木)など大変完成度の高い合掌造り家屋です。自家製の野草茶を飲みながら合掌造りの構造の説明を聞くことができます。
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野外博物館 合掌造り民家園
白川村の使われなくなった合掌家屋を移築・保存して作られた野外博物館。岐阜県重要文化財指定建造物9棟を含む全25棟の建造物が保存公開されています。
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写真提供 岐阜県白川村役場
であい橋
白川郷の合掌集落への入口となる橋。周囲と調和した吊り橋で、橋の上から見る風景も大変美しいです。
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合掌造り
急勾配の切妻造り・茅葺き屋根の民家のこと。建物は南北に面して建てられており、夏涼しく冬は保温されるようになっています。家の中にある囲炉裏は、料理はもちろん、煙が屋根裏をいぶすことで防虫や防腐にも役立っています。また、屋根裏(小屋内)を積極的に作業場として利用し、蚕の飼育場としても使用していました。
- 白川郷見学の注意事項
- ○合掌造りは火に弱い建物なのでくわえタバコは厳禁です。
- ○集落内はすべて私有地なので家屋や庭先へは立ち入らないでください。
- ○集落内は保存地区のため道路や水路に柵がないので十分注意して通行してください。
- ○集落内にはゴミ箱は設置されておりませんのでお持ち帰りください。
おすすめ白川郷ツアー
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白川郷の美しい四季
- 春
- 残雪と桜が咲くおだやかな春。地面を覆い尽くすようにシバザクラも咲いています。
【桜の見頃:例年4月中旬~4月下旬】 - 夏
- 白川郷は、夏の日中は非常に暑くなります。水分を取り、休みながら散策しましょう!
- 秋
- 白川郷は山に囲まれているため、この季節はどこを見回しても紅葉の山々が見えます。紅葉に包まれた白川郷を堪能しましょう。
【紅葉の見頃:例年10月下旬~11月上旬】 - 冬
- 一番有名なのが冬の白川郷。雪化粧を身にまとった合掌作りは圧巻です。この時期の期間限定のライトアップは必見!
【積雪:例年12月下旬~3月上旬】
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