GREEN TEA

日本のお茶には、長い歴史があって、多種多様な茶葉や、茶道などの日本を代表する文化があるにも関わらず、私は日常に溢れるお茶に対して、こだわりはない。なんでだろうか?

  • いつ、お茶を楽しむのか?

    「いつお茶を飲む?」と周りの人に聞くと、出てくる答えは、コンビニで買うペットボトル、定食屋で無料で出されるお茶、オフィスの給茶機で出てくる粉末を溶かしたようなお茶。急須を使って、家で毎日飲む人は、ほぼいない。日本のお茶には、長い歴史があって、多種多様な茶葉や、茶道などの日本を代表する文化があるにも関わらず、私は日常に溢れるお茶に対して、こだわりはない。なんでだろうか?

    実は、こうも疑問になったのは、最近恥ずかしいと思うきっかけがあったからだ。
    海外から友人が訪ねに来た時「どこか美味しいお茶が飲める場所知ってる?」と聞かれて、パッと思いつく場所がなかった。
    この友人は、自分の国の歴史や文化をよく知っていて、教えてくれた。これが私にとって面白かったし、勉強にもなった。

    コーヒーや紅茶よりも、実は緑茶が好き。玉露、かぶせ茶、番茶、色々種類や味もある。
    「ここの緑茶が、香りも良いし、ちょっと苦くて好きなんだよね。」 こんな感じで、自分のこだわりや文化を言えたら、かっこいい。

    日本には緑茶・抹茶がある。
    中国にはウーロン茶、イギリスやインドには紅茶。世界中で作られるお茶は、全部同じ「茶の木」から作られる。
    同じ茶葉を、発酵させたり、いぶしたり、入れ方を変えたりして、各国がこだわりの茶の文化をつくりあげたわけだ。すごい。

  • 日本のお茶の歴史を簡単におさらい

    中国から伝わったお茶。栽培が日本ではじまり、人気が出る

    奈良・平安時代に中国へいった僧侶が持ち帰って伝来したお茶。この時のお茶は、あくまで輸入品であり、人気は出ず、鎌倉時代になって、やっと日本でお茶を栽培する事が始まり、貴族や武士が、詩や書を楽しむように、お茶を楽しむようになったそう。この時は、抹茶のような粉末を水に溶かして飲むスタイル。

    千利休がお茶を「飲み物」から「文化」に変える

    富裕層が楽しんでいた”超高級な飲み物”にイメージ変革をおこしたのが、安土桃山時代の千利休。すご腕商人だった彼の手により、「わび・さび」の美意識を与え、お茶を楽しむ茶器や空間までもが文化「茶の湯」として発展。これが、今日に伝わる伝統的な茶道の基。宇治茶のブランド戦略もあり、文化としてたしなむ人が急増した。

    新しい製茶法の開発で、今日に続く「煎茶」の登場

    江戸時代、宇治に住む永谷宗円さんというお茶を作っていた人が、開発に開発を重ねて、「青製煎茶製法」という新しい製茶法を発明し、お茶の世界にイノベーションを起こす。
    今まで庶民が飲んでいた、茶葉を煎じたようなものとは違い、色が鮮やかな緑色のお茶が登場。この製茶方法が全国に広まる。

    意外だったのが、江戸時代も庶民にとってはまだまだ「高級なお茶」が、本当に楽しめるようになったのは、機械による量産化が進んだ大正・昭和のこと。 それまで、家庭で簡単に楽しめる飲み物ではなかった!そう思うと、面白い。

  • 温度で渋みが変わる
    (苦め)90度~60度(甘め)
    沸騰した約100度の湯を湯呑に注ぐ事で、約10度温度が下がります。
  • ティースプーン一杯=1人分
  • 茶葉を蒸す
    30秒~1分蒸らし、ゆっくり茶葉が広がるのを待ちましょう。
    玉露茶は、少し長めに待つことがおすすめです。
  • 黄金の一滴まで楽しむ
    最初に出てくるお茶と、最後に出てくるお茶は濃さが違います。
    お茶の味が均一になるよういれましょう。また、最後のポタポタと出てくるお茶は、味が凝縮された「黄金の一滴」です。
    この一滴まで楽しみましょう。