赴任者必見!
「コロナ禍のベトナム赴任」をインタビュー取材!

~ ’20年9月末 ベトナムへ赴任したHIS平澤 ~

公開日:2020年11月25日

無題ドキュメント

新型コロナウイルスが世界に広まり、各国では海外渡航が制限されています。
ビジネストラックを開始した国も増えてきた中、これからベトナムへ渡航されるお客様にとって参考になる有益な情報を届けたい。
そこで、9月末にベトナムへ赴任した弊社HISの社員のレポートより、出発前から入国時、ホテル隔離中の状況などをお伝えさせていただきます。

辞令から8ヶ月後、やっと渡航できた9月30日

「辞令をもらったのは2月で、入国許可を取れた8月中旬にやっと準備ができるようになったんです。それで、赴任したのが9月末。”入国許可”を取るまでにすごく時間がかかりましたね。これが一番大変。」と話し出すHIS社員の平澤。
辞令をもらった直後から新型コロナウイルスが広まった。平澤はインドネシア・バリ島への赴任経験もあるが、その時と比べても今回のベトナム赴任準備はイレギュラーも多く時間が非常にかかったそうだ。

この①入国承認等の事前申請・取得は、現地法人(勤務先企業・機関)からベトナム政府当局へ申請する必要があり、この承認を得るのに約1ヶ月の時間を要したそうだ。 そして、出発まで約2週間を切ったタイミングで、ホテル予約、フライト予約、PCR検査など一気に進める事に。
「フライトはベトナム側からしか予約ができないんですよ。便数は月3便くらい。HISベトナム支店で取れるので、今回は取ってもらえて良かった。」
政府によるベトナム行きチャーター便が始まったのが6月末。フライト情報は、大使館や商工会議所など限られた取引先にのみ開示されていた。しかも、当時はベトナム側からのみ手配が可能なため、この辺りが通常の渡航と非常に異なる部分だ。
現在は、HISベトナム支店と連携し、ホーチミン行きのフライトであれば日本のHISでお客様の手配が可能になった。

▼準備から当日到着までの大まかな流れ

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※申請手順や必要事項は予告なしに変更になる場合がございます。
ご渡航の際は、必ず大使館情報のご確認をお願いいたします。

国内線のフライトキャンセル、現地空港の様子

平澤は福岡からの赴任者。福岡~成田までの国内線も、国際線と同じJALを予約したかったのだが、全てのフライトがキャンセルに。ANAもフライトキャンセル。そこで、LCC(格安航空会社)のピーチを個別で予約する事に。

「国際線のJALと同じ荷物規定なら楽なんですが、ピーチだと最大でも荷物20kg×2個までで。スーツケースを2個持ってたんですが、それぞれ3kgオーバー。超過重量分を現金で払おうとしたら、現金払いが出来ないと言われ、カード払いでアメックス出したら、アメックスもだめと言われて。出発はすったもんだですね。笑
国内線・国際線が別の航空会社なので、経由地の成田空港で一度荷物を受け取り、再度荷物チェックインをする必要があるんですよね。国内線到着ターミナルから国際線出発ターミナルまで大きな荷物を持って移動しなくてはいけないし…大変でした。」

前回、タイ赴任をされた林様のインタビューで、成田空港のチェックインは非常に混んで長蛇の列だったが、平澤の場合はかなりスムーズに行ったようだ。
「検温は福岡空港も成田空港でも無かったです。成田空港でのJALチェックインでは、”PCR検査の陰性証明書の提示が必要だ”と言われてましたが、特に書類を見せる事もなかったですね。いつも通り機械で人を介さない全てセルフのチェックインでした。出国審査も自動化ゲートなので、機械を使ったパスポートと指紋の照合で出国手続きができました。」

渡航先の国によって変わるのか、或いは空港の方針が変わるのか。航空会社の対応状況や、搭乗者数などによりチェックインにかかる時間はだいぶ変わるようだ。

空港内のお店はほとんど閉まっており、タバコを買う免税店が1つだけ空いている程度。
「ドラッグストアなどのお店はやってないんですよ。こんな成田空港は経験したことがないって感じでした。」

平澤が搭乗したフライトは、約80人くらい乗っていたそう。主に、ビジネス渡航者とみられ、子連れなどのファミリーはいなかったそうだ。
2列-4列-2列の座席は、間隔を空けて席が決められており、隣・前後の席は空いていたという。通常と異なる機内の様子はそれくらいで、機内サービスなどはいたって通常通り。
「JALはいつも通りのサービスでしたね。機内食も特別な印象はなくて、肉も魚も選べました。飲み物も頼める。アルコールも、ビールとかもありましたね。 もちろんCAさんは、マスク・手袋をしているんですが、防護服は着てなかったです。」

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※成田空港の様子

ベトナム・ホーチミン空港到着後、すぐに検疫検査があったそうだ。出発前にオンラインで登録した⑥医療申告で取得した二次元バーコードを見せて、データ照合をさせる。
それから入国審査、荷物受け取り、ここまではスムーズだったそうだ。荷物を受け取ってからバスに乗る前、渡航者が事前に予約したホテルが「ベトナム政府の認可を受けたホテル」であるかなど隔離ホテルの予約詳細のチェックが行われる。空港スタッフが渡航者1人1人の予約詳細を確認するため、1時間近く待たされたそうだ。

ホーチミン空港に22:30到着後、入国審査など含めホテル到着が25:00。到着からホテルまでの所要時間は約2時間半。今回、平澤の宿泊したホテルは空港からすぐの立地。通常よりも1時間ほど長くかかった印象だ。
用意された大型バスに1人で乗車。ホテルに着けば、荷物は自分で運ぶ。ホテルスタッフも運転手も触ってはいけないルールのようだ。ホテル正面玄関から入ると、空港スタッフが連絡されているのか既に鍵が用意されており、鍵を受け取ってエレベーターで上がり、客室に入る。ここから14日間の隔離滞在が始まる。

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※ホーチミン空港 ホテル行きのバスに乗る前。
ホテル予約詳細の審査を待つ列

やっぱりキツイ、14日間のホテル隔離滞在

「ホテルからは一歩も出られないですね。一度ね!庭まで出ようかな~と。ドキドキして出て見たら、途中で防護服着た方に”ダメだ、戻れ”って言われちゃいました。笑」
ブルーシートがひかれた廊下には監視カメラがあり、ホテルチェックインからチェックアウトまで外出は禁止されている。
2回のPCR検査(日本出発前と、ベトナムのホテル到着翌日)の結果が陰性でも、客室からの外出は禁止されている。

今回滞在している隔離ホテルは「イビス サイゴン エアポート」
新しいホテルは綺麗で、インターネットやエアコンなど、基本的な設備は整っている。しかし、動き回れるほど広くもなく椅子に座ってばかりの時間が続く。
「Apple Watchで消費カロリーを見ているんですが、全然ダメですね。日本で普通に生活していれば600~700カロリーくらいは消費しているんですけど、今の私は朝から103カロリーしか消化していないんで。
狭いスペースですが、Youtubeを見ながら毎日10分くらい運動したり。意識して規則正しい生活をするようにしてます。じゃないと、本当にダメになるなぁと。笑 6:30に目覚ましをかけて、23時には寝るように心がけています。」

開く窓は10cmほど。少し入る新鮮な空気は気持ちがいい。バスルームに浴槽はなく、シャワーのみ。洗濯は、日本から持ってきた部屋干し用粉末洗濯石けんで手洗い。赴任用に持ってきた洗濯ばさみが役に立つ。
バスタオルは、ホテルに連絡して新しいものを持ってきてもらう。シーツも頼むと新しいものを持ってきてくれるが、交換の作業は全て自分だ。部屋の掃除はいっさい入らない。
「シャンプー・リンスも備え付けであるんですけど、日本から持ってきたものを使ってます。少しでも日本と同じ環境に整えるのが大事かなと。」

有り余る時間をどう過ごしているか聞くと
「なかなか今まで、日本にいると時間が取れなかったので。本を読んでますね。あと、さすがにちょっと英語をもう1回やろうと思って…重たかったですけど、ラジオ英会話の本を全部持ってきました。復習してます。
こういう時間はなかなか無いので。本当に出れない。精神的にまいっちゃわないように、豊田章男さんの本を読んでると”豊田さんの方がよっぽど大変だ”と思って、頑張れます。笑」

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※滞在先「イビス サイゴン エアポート」の廊下の様子

隔離中の食事は3食お弁当

食事は、月曜~日曜まで1週間分のお弁当メニュー(英語)が渡され、毎日15時ごろかかってくる電話(英語)で注文をする。特に種類が豊富なわけでもなく「アジアンか、洋食か」といった程度。日本語を話すスタッフはいないようだが、平澤いわくベトナムの方が話す英語は聞き取りやすいと言う。
時間になると注文したお弁当が廊下の椅子の上に置かれる。食べ終わったら、椅子の下にゴミを出しておく。

「やっぱり飽きてくるので、カップラーメンとか持ってくるといいですね。ポットがあるので、インスタント味噌汁とか飲んでます。持ってきた緑茶のティーバックとか、ドリップコーヒーとか。本当に、そればっかり飲んでます。重宝しますね。」

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イメージ※「一番美味しかったのはハンバーガー」と平澤。

ホテルから提供される飲み物は、大きな水のボトルを1つ。足りなくなったら、持ってきてもらえる。他に、ソフトドリンクやアルコールなども有料メニューで用意されており、ワインリストなんかもあったりする。
ビールは70,000ドン(約300円)で、現地の物価を考えると少し割高だ。他の国が隔離中一切アルコール不可の国が多い中、ここがお酒好きには助かるところだ。

実は平澤、現地支店のスタッフの計らいで、ビール1箱の差し入れがあった。
「やっぱりビールを持ってきてくれた現地支店の優しさに、本当に救われた感じがしました。」 訪問者が滞在者に会うことは叶わないが、差し入れ物をホテル受付に届ければ、部屋までホテルスタッフが届けてくれる。

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まとめ

タイ赴任のHさんの渡航の時も同様、インタビューを通して「海外赴任」というだけで赴任者にとって不安や準備など負担が多い中、14日間ホテルの客室から出る事なく、食べ慣れない現地の食事や限られたスペースでの長期滞在は、渡航者にとって大きな精神的負担になっていると感じました。 これらの情報を通じ、少しでも現状を事前に把握し、心構えをするお手伝いができればと願っております。


これからベトナムへ渡航されるお客様へ
・余った時間を有効に使える本などが必須
・カップラーメン、インスタント味噌汁など、親しんだ味が楽しめるものを
・手洗い洗濯用の洗濯グッズ(洗濯ばさみ、余分なハンガーもあれば尚良い)
・HISでお手伝いできること
- ベトナム隔離ホテル手配
- ホーチミン行きフライト手配
- ホーチミンのホテルへ差し入れ代行


HISでは、コロナ禍のフライト、隔離ホテル、PCR検査などの代行手配の他、海外赴任サポートコンシェルジュサービスとして現地のライフライン(不動産、インフラ、日本人コミュニティの紹介など)のお手伝いもしております。
是非、お気軽にご相談ください。