タイ料理を食べ過ぎて
血糖値異常になった体験談

公開日:2020年9月23日

女性を中心に日本人にも人気なタイ料理。
皆さんはタイ料理にある秘密があることをご存じでしょうか?実は…『高カロリー』の料理が多く、食べ過ぎ注意な料理なんです! 
ヘルシーそうに見えますし、食べると脂っこくなく、日本人の口にも合う味付けなのでついついたくさん食べてしまいますが、食べ過ぎると肥満や高血糖などの危険が潜んでいるんです。
今回は日本人にも人気なタイ料理の中で特に高カロリーなタイ料理を2つご案内しながら、バンコクに駐在していた私の実体験とともにお話していきます。

タイ料理

△タイ料理(イメージ)

高カロリーなタイ料理①

1つ目はパッタイです。
パッタイはライスヌードルまたはビーフンに海老やもやし、ニラなどを使用し、ナンプラーで味付けをしたタイ風焼きそばです。ナンプラーの風味と甘酸っぱい味がやみつきになる一品です。またレモン(タイでは緑色の皮)が添えられており、それを絞りかけて食べるとさっぱりとし、いくらでも食べられてしまいそうになるやみつきな一品です。
それではパッタイの栄養成分を見てみましょう。(表をご参照ください)

日本のソース焼きそばと比べると一目瞭然でパッタイのカロリーや糖質が高いことがわかります。
この要因は麺のライスヌードル(ビーフン)にあります。小麦粉からできている麺類は100g中の糖質量が約3g以下ですが、ライスヌードル(ビーフン)だけは79gと糖質が非常に多く含まれています。この麺の違いが高カロリーの大きな要因です。他にも味付けに砂糖を使っており、これが更に糖質を上げています。
また、必ず砂糖やナンプラー、お酢などの調味料もついて、自分好みにアレンジして食べることが主流です。(多くのタイ人は、さらに砂糖をかけて食べている人が多いです。タイ人曰くこれが絶品だそうです…!)

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△データ出典元:カロリーSlismのカロリー計算

パッタイ

△パッタイ(イメージ)

高カロリーなタイ料理②

2つ目はカオマンガイです。
見た目はまさにヘルシーな一品です。そして辛いタイ料理が多い中、辛すぎず、日本人の口にもよく合うので人気なタイ料理です。
カオマンガイは鶏出汁で炊いたジャスミンライスの上に茹でた鶏もも肉を乗せ、絶妙な甘辛さのあるソースを付けたり、掛けたりして食べる一品です。なんと言ってもこの甘辛いソースが食欲を倍増させ、ペロリと食べてしまいます。見た目に反してこれも実はこれも高カロリー料理なんです。(表をご参照ください)
この要因は鶏出汁で炊いたジャスミンライスと皮付き鶏肉です。
鶏出汁には鶏皮付きの鶏もも肉を煮込んで出汁を出しています。またこの鶏もも肉も必ず鶏皮付きで出てきます。鶏皮が最もカロリーを上げる要因のようです。

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△データ出典元:カロリーSlismのカロリー計算

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△カオマンガイ(イメージ)

飲み物が甘い!

タイのでは飲み物の甘さも要注意です!
タイではいたるところにカフェや屋台のドリンクショップがあります。1杯100~200円程度でコーヒーやタイティー、タピオカが飲めます。何も言わず頼むと大体、激甘なドリンクが出てきます。この甘さは市販パックのカフェオレ(加糖)にさらにガムシロップを追加したような甘さです。
私が最も驚いたのは、レストランでブラックコーヒーを頼んだ時です。見た目は普通のブラックコーヒーですが、いざ飲んでみると砂糖が加えられている甘いブラックコーヒーでした。
(※お店によっては無糖のブラックコーヒーで提供しています。)
ブラックコーヒーは無糖が当たり前だと思っていたのですが、タイでは砂糖を加えるのが当たり前のようです。コンビニやスーパーで売っている缶コーヒーのブラックコーヒーも加糖なので要注意です。
また、ペットボトルのお茶も加糖のものが多いです。「No Sugar」と書かれたお茶もしくはタイで主流の日本茶の「おーいお茶」であれば甘くない日本人にも馴染みのあるお茶が購入できます。

元々血糖値も低いとは言えない私でしたが、タイに赴任して初の血液検査で人生で初めて「血糖値に気をつけなさい」と医師から注意を受けました。
タイ料理を中心に食べ、甘い飲み物を飲む生活を続けていた結果なのかと痛感しました。そして日本に帰任した後は、白米と味噌汁や魚などの和食を中心に食べ、飲み物も緑茶などのさっぱりしたものを飲むことが増えると、自然に血糖値も下がっていました。(表をご参照ください)
食事によって血糖値は簡単に左右されるということを学びました。また、タイ料理は高カロリーなものが実は多いということを実感しました。

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△甘いドリンク(イメージ)

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△データ出典元:カロリーSlismのカロリー計算

低カロリーなタイ料理

ここまでタイ料理は高カロリーで…というイメージがついてしまったかもしれません。しかし、全てが高カロリーという訳ではなく、低カロリーで低糖質なタイ料理もあります。私がおすすめな低カロリーなタイ料理2品をご紹介します。
(表をご参照ください) 
1つ目は、酸っぱ辛くてやみつきになるトムヤムクンです。
2つ目は、青パパイヤなどを使ったタイ東北部イサーン地方の伝統料理なサラダのソムタムです。

トムヤムクン味のカップラーメンが販売されるくらい日本でも人気なタイ料理ですが、トムヤムクンの名前の意味をご存知でしょうか。
タイ語で「トム=煮る、茹でる」「ヤム=混ぜる」「クン=海老(エビ)」で、「エビ入りの混ぜ煮込みスープ」という意味だそうです。日本ではトムヤムクンが有名ですが、他にも、鶏肉やイカなど、他の食材が入ったトムヤムスープも現地では人気で有名です。鶏肉ならトムヤムガイ、魚肉ならトムヤムプラー、イカならトムヤムプラームックとなります。

ソムタムはタイでは屋台などでも売られているくらいタイ人にとっては主流なサラダです。
最も特徴的なのが、青パパイヤのスライスをナンプラーやニンニク、ライム、ココナツシュガー、干しエビなどと一緒に叩いて作ることです。「ソム=酸っぱい」「タム=叩く」という意味です。パパイヤというと甘い果物をイメージしますが、甘さはなく、細切りの人参のような触感で、野菜のように感じます。
また通常ですと唐辛子がたっぷり入っており、とても辛いので辛さ控えめにすることをおすすめします。

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△データ出典元:カロリーSlismのカロリー計算

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△トムヤンクン(イメージ)

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△ソムタム(イメージ)

最後に…

タイに住んでいると、美味しくて安く手軽に食べられるタイ料理ですが、食べ過ぎは要注意です。これはタイ在住に限ったことではないですが、栄養バランスを考えて、野菜、肉類、炭水化物をバランスよく食べていくことが健康には大切です。もちろんタイにはタイ料理だけではなく、和食やイタリアン、中華など様々な種類のレストランもあります。偏食にならず自分の身体と相談して食事を摂っていくことが健康の秘訣です。健康な身体で、タイ生活を楽しむためには、タイ料理もほどほどにすることがポイントかもしれません。

おまけに…私がタイ在住中にレストラン等の注文でよく使ったタイ語をお教えします!
 『甘さ控えめにしてください』は「ワーンニッノーイ=甘さ控えめ」または「マイワーン=甘くしないで」です。「ワーン=甘い」「ニッノーイ=少し」「マイ=否定(~しない等)」という意味です。
次に『辛くしないでください』は「マイペッ=辛くしないで」です。 マイは否定語で、「ペッ=辛い」という意味です。
この2つをは本当によく使ったタイ語なので、ぜひ覚えて使ってみてください!

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△バンコク チャトゥチャックマーケット(イメージ)

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