SDGsモデル事例 ~北海道下川町~

前回はSDGsの成り⽴ちから企業への影響などを考察しました。
今回は、北海道下川町のSDGs研修旅行事例をご紹介します。

最終更新日:2020年3月18日 / 公開日:2019年9月25日

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北海道の小さな町「下川町」

「未来都市」と呼ばれる北海道下川町をご存知でしょうか。
鉱山で栄えた下川町。ピーク期(1960年)には人口15,555人になりますが、時代と共に環境は変わり、現在は3,500人に満たない小さな町となりました。そんな小さな町ですが、過疎地域自立活性化の優良事例として総務大臣賞を2回、2005年・2010年に受賞し、町の取り組みが評価され始めます。
そして2017年12月。SDGsの取り組みが日本で最も進んだ町として第1回「ジャパンSDGsアワード」では、SDGs推進本部長(内閣総理大臣)賞を受賞しました。
>>首相官邸 持続可能な開発目標(SDGs)推進本部 受賞団体の取組紹介(PDFファイル)

「SDGs」にいち早く目を付け、試行錯誤を繰り返した町の取り組みは、大手企業も注目するSDGsのモデルとなったのです。

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「三井不動産株式会社様」SDGs研修の事例

三井不動産株式会社様は、北海道に約5,000haの社有林を有しており、今回はSDGs研修として「北海道下川町研修〜SDGs未来都市の今を知り、考える〜」2日間の研修が行われました。
2019年3月に行われた研修では、企業所有林の他、木質バイオマス発電所、木材製材所、木炭工場などを視察されました。
森林の機能から様子、実際の間伐体験、製材所で家具をつくる現場や、廃材を使ったバイオマス発電所など一環した資源の有効利用と、環境不可を抑えた持続可能な町づくりを視察されました。
2019年7月に行われた研修では、森の雰囲気も大きく変わりました。 トドマツ集成所の製造過程を巡られたり、実際に森の中を視察しながら木の計測などをされ、森林と人間の関わりを学ばれました。

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スノーシューを履き、森の中を歩かれる様子


参加者の声

●魅力的な人が多い町。他の研修先の町と比べてもホスピタリティを強く感じる
●SDGs 未来都市の森林経営を知ることで、不動産業でも必要な長期視点を持つことができた
●課題設定から取組を進めていく手法は自治体も企業も同じ。業務に役立てたい
●この研修をきっかけにして、さらに下川町役場と三井不動産の連携を深めていきたい
●社内で周囲の人にこの研修をすすめたい。(特に、女性、若い世代の参加が少なかったため)
●都市の未来を研究する部署にいて下川町の調査をしたこともあったが、来てみて初めてわかる良さが多かった
●町の人のリーダーシップが人や企業を呼び込み、モデルとなるまちづくりが達成されていると知った
●旧住民と新住民との間のコミュニケーションをしっかりと取ることで、町にある資源が活かされるのだと感じた
●新しいことへの挑戦にはパートナーシップが重要というのは、自分の仕事にも通じると感じた
●町の高齢化率がおさえられているのは、そこに住む人々の努力の結果であることがよくわかった
●SDGs について学ぶきっかけを得ることができた。個人的にまた下川町に来たい



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体だけを使った木の計測

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左:名寄新聞(2019年3月26日) / 右:北海道新聞(2019年4月4日)

ビジネススクール「社会起業大学様」の事例

「森林と人が輝く町で、仲間を増やす、SDGs活用法を学ぶ2日間」と題して、下川町でツアーを2019年6月に開催しました。

下川町役場の方より「2030年における下川町のありたい姿」を中心に取り組みのお話しを聞いたり、実際にビジネスを立ち上げている起業家の方へのインタビューなどを通して、様々な事例を学ばれました。

当ツアーを通して、下川町への移住を表明された方も1名いらっしゃいました。

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参加者の声

●期待以上の満足度。準備、当日の対応、面談した人の真撃な会話、全てが良かった
●SDGsの意義について、深慮した
●沢山の気付きがありました。また来年同月に開催して欲しい
●期待よりも大きく得るものがあった。特に現地の人々との関わり合いを知れたことが良かった
●現地でなければ知れないことを知ることができた。生の声、町の空気、そして多くの気付きが与えられた
●大変参考になりました



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当日の様子

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