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パスポートのデザインが変わった!~日本を代表する意匠と技術~

更新日: 公開日:2019年10月15日 その他
パスポートのデザインが変わった!

海外渡航に欠かせないパスポート。
実は、2020年のオリンピック・パラリンピックを目前に、令和2年2月4日より新しいデザインで発行されている事をご存知でしょうか。
紙幣のデザインが変更される事が話題になりましたが、パスポートのデザイン変更に関しては以外と知らない人が多いようです。 パスポートの歴史や新デザインの柄、なぜデザイン変更が必要なのかを解説します。

渡航の情報整理 新デザインパスポートの査証欄。

新しいデザイン

葛飾北斎の「冨嶽三十六景」

2019年4月1日に新年号「令和」が発表され、同月9日に新しい紙幣のデザインも発表され、とても話題になりました。実は、その2ヶ月以上前、2019年1月25日に次期パスポートのデザインが発表されていたのです!
旅行会社に務める同僚に聞いてみても、意外と知らない人が多いこのニュース、個人的にワクワクしました。
今回のデザインは、日本を代表する浮世絵師 葛飾北斎の「冨嶽三十六景」です。
世界で最も人気な浮世絵と言っても過言でない「神奈川沖浪裏」もその中に選ばれています。
現在、数字や花びらのような査証ページが、ページ毎に美しい浮世絵にになる・・・嬉しいですね。
三十六景の中から24作品選ばれています。

次期旅券(パスポート)は、2020年2月4日以降の申請より発行が始まったそうです。

外務省 次期旅券冊子のデザインに使用する「冨嶽三十六景」

パスポートはどのように生まれたのか

パスポートはどのように生まれたのか

初めてパスポートが日本で発行されたのは1866年。パリ万博に行くために発行されたそうです。
このパリ万博が、日本にとって初めて参加する国際博覧会。それ以前は、国外への渡航は禁止されていました。
そもそもパスポートとは「日本国民であるという身分証明書」であり、且つ「日本が外国政府に対してこの人を保護してくださいねという公文書」になります。
日本人の証明書・公文書であるパスポート。今回のデザイン変更では、「日本的なデザイン」をコンセプトに、世界的に広く知られ、日本文化の代表のひとつである「浮世絵・冨嶽三十六景」が選ばれたそうです。
他にも日本原風景や空を飛ぶ鶴なんかも案として上がっていたようですが、私は浮世絵のパスポートがとても楽しみです。

選んだ有識者の方々5名は、この方々。

・有森 裕子さん(元マラソン選手)
・荻野 アンナさん(慶應義塾大学文学部教授)
・関口 知宏さん(俳優・旅人)
・高島 肇久さん(株式会社海外通信・放送・郵便事業支援機構会長)
・中林 忠良さん(東京芸術大学名誉教授)
(※五十音順)

なぜデザインの変更が必要なのか

なぜデザインの変更が必要なのか

「偽変造のセキュリティ対策のため」です。 パスポートは日本国民の証明書・公文書という事は、偽造されると不正な出入国や反社会的勢力の国外逃亡へつながります。
「日本の発行するパスポートは信用ならない」となれば、国の信用性からビザ免除が取り消しになり、出入国審査も厳しくなったり・・・良い事無しです。そのため、偽変造されないよう、セキュリティの向上と定期的なデザイン更新が求められます。
パスポートは、紙幣と同じ国立印刷局で発行されています。透かすと文字や絵が出たり、傾けると装飾が浮き上がって見えたり。これら世界トップレベルの印刷技術は、いつも素晴らしいですね。
セキュリティ技術と外交の甲斐あって、日本のパスポートは2019年世界ランキングで堂々1位を獲得しています。

新デザインのパスポートで海外へ

いかがでしたでしょうか。
是非、ご渡航前に必ずパスポートの有効期限をご確認ください。更新が必要であれば、新しいデザインのパスポートになりますね。

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