国が推奨する資金調達法
「ファクタリング」について知っていますか?

公開日:2021年5月31日

無題ドキュメント

資金繰りに悩んでいる会社の救世主「ファクタリング」

難しい言葉で説明されても「なんだかよく分からない…」という方は多いのではないでしょうか?そこで、この記事では、ファクタリングについて簡単に分かりやすく説明します。
簡単な資金調達手段として、最近注目されているのが「ファクタリング」です。

ファクタリングとは


ファクタリングとは、売掛債権を売却し、回収期限前に早期現金化する金融サービスです。売掛金を売却する企業の最大のメリットは、
キャッシュフローの改善です。
売掛金を早期現金化することで、運転資金の借り入れが不要になり資金効率の高い経営が可能になります。

例えば…(下記の図参照)
①支払いサイトが90日の売掛債権をファクタリングを利用して売却

②商品販売後の5日後に現金化

③通常よりも3ヶ月弱早く入金


結果、この早期入金された現金を活用して追加で商品の仕入れや、新規商品開発を行うことが出来ます。


ファクタリングを利用すると、効率的に手元の資金を活用出来るようになることから、最近では国内外問わず資金調達の一つとして注目を浴びています。

海外でのファクタリング利用


ヨーロッパを中心に広がったファクタリング。諸外国ではどれほど利用されているのでしょうか。
海外でのファクタリング市場は日本よりも大きく、国によっては日本の数十倍の規模となっています。
ヨーロッパ各国や、ブラジル・台湾など、日本よりGDPが低い国々でも日本以上の市場規模となっており、日本のファクタリング市場は他国に比べて小さいことが分かります。

【世界でのファクタリングの市場規模】

・アメリカ:約10兆円
・ヨーロッパ各国:約20~30兆円
・中国:約50兆円
・日本:約4.5兆円



また、中国のファクタリング市場は世界最大となっています。
この背景としては、中国政府が中小零細企業の資金調達難・高コスト化を解消するために、ファクタリングを資金調達手法の一つとして推進していることがあります。
参照:https://www.jetro.go.jp/world/asia/cn/ftz/ftz20140221_26.html

アメリカで発表された記事によると、2019年の世界のファクタリング業界の市場規模は約300兆円と言われており、世界のファクタリング市場は2025年までに約900兆円に達すると予想されています。
参照:https://finance.yahoo.com/news/10-largest-factoring-companies-us-163359850.html

上記の図を見ても、日本のファクタリング市場規模はとても小さいことが分かります。その理由はなんでしょうか。

日本での資金調達環境の変化

日本のファクタリング市場規模がまだまだ小さい理由。大きく分けて2つあります。

1つ目は「手形」の存在です。
日本には独自の手形文化が強く根付いており、長きにわたり利用されてきました。手形は記載されている支払期日前に現金化することができ、資金調達の代替手段としての機能を果たしていました。
しかし中小企業庁は2021年3月に、今後手形を廃止する方向性を示しました。
理由としては、手形の支払サイトの長さや、取引上、立場の弱い受注企業に対して資金繰りの負担が大きくなりやすいという点が挙げられています。
参照:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210219/k10012877141000.html

2つ目は、売掛債権売却に対するイメージです。
日本では売掛債権を売却し現金化する=”経営状態の悪化を示す”というイメージがあり、ファクタリングのような債権を利用した資金調達は疎まれる傾向にありました。

このイメージに関して中小企業庁は、「売掛債権の利用促進について」という表明においてファクタリング利用の風評被害の防止に言及しています。売掛債権の利用促進は国の施策でもあるため、今後売掛債権の売却に対するイメージも変わっていくのではないかと考えられます。
参照:https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/urikake_panhu2.htm

以上のように、手形の存在や売掛債権売却のネガティブなイメージにより、ファクタリングの利用は相対的に少ない状況でした。ただし今後は、手形の代替手段が必要となることや、売掛債権の売却に対する風評被害は薄れることから、ファクタリング活用がより進むと考えられます。

ファクタリングの活用方法

ファクタリングを資金調達という側面でお伝えしてきましたが、ファクタリングのメリットは、「与信・回収・督促の工数が削減され、自社事業の攻めの部分に集中できる」という点もあります。
つまり、通常資金調達時の手数料は、「金利」になりますが、ファクタリングの場合は「販売促進費」になるのです。

また、ファクタリングの方法は大きく分けて2パターンあります。
2者間ファクタリングと3者間ファクタリングです。

【2者間ファクタリング】


「利用企業」と「ファクタリング会社」の2者間で行われるファクタリングです。
取引先へファクタリング時に連絡をしないので、取引先に知られる可能性が低いです。

取引先への連絡が不要のため、ファクタリングの依頼から現金化までの期間が短いことが特徴です。ただ、3者間に比べファクタリング会社が取引先のリスクを加味出来ないため、手数料は高めに設定されていることが多いです。

早急に現金が必要な場合・スポットでのファクタリング利用をする場合は2者間ファクタリングを活用するケースが多いです。


【3者間ファクタリング】

「利用企業」と「ファクタリング会社」「取引先」の3者間で行われるファクタリングです。取引先の承諾をもらう必要があるため、現金化まで時間がかかります。

この場合、取引先にもファクタリング利用の事実を伝える必要があり、利用者の経営状態や財務状況に不安を持たれるリスクもあります。しかし、3者間の場合、取引先から直接ファクタリング会社へ売掛金の振込を行うので、ファクタリング会社が取引先の信用を加味することができ、手数料が2者間に比べて低めに設定されています。

あらかじめファクタリング利用までの時間に余裕がある場合や継続的にファクタリングを利用する場合は3者間ファクタリングを活用するケースが多いです。

どちらのファクタリング方法もメリット・デメリットがそれぞれあるので、用途に合わせて使い分けることが重要です。



  メリット デメリット
2社間ファクタリング 現金化までの期間が短い
(取引先への連絡が不要のため)
手数料が多い
3社間ファクタリング 手数料が安い 2社間ファクタリングに比べて
現金化までに時間がかかる
(取引先の承認が必要)

まとめ

いかがでしたでしょうか。ファクタリングは決して難しいものではありません。事業の攻めの為にメリット・デメリットを理解し、状況にあわせて上手く活用していくことが大切です。 最後にファクタリングについてポイントまとめます。

▶ファクタリングは売掛債権を売却し、回収期限前に早期現金化する金融サービスのことであり、キャッシュフロー改善に活用できる
▶海外では広く活用されている資金調達手段であり、日本に比べて市場規模も大きい
▶日本では「手形の存在」、「売掛債権売却に対するネガティブイメージ」がありファクタリング普及していなかったものの、今後中小企業庁の後押しもあり普及すると予測される
▶ファクタリングには「3社間ファクタリング」「2社間ファクタリング」の2種類があり、それぞれメリット・デメリットがあるため、状況に合わせて活用することが大事

ファクタリングをするには事前審査が必要となります。
もっと「ファクタリング」について詳しく知りたい方は下記お問合せまでお気軽にご相談下さい。

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