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現地ガイドからのお便り vol.3 咲き乱れる高山植物とバイソンの格闘

   しばらくご無沙汰しておりましたが、皆さんおげんきですか。
  私の方は、5月に入ってからというもの、休み無しで、日本や世界各国からのお客様にイエローストンをご案内しています。 なんだか今年、イエローストンは世界中でブームのようです。
  先週のツアーでは、バイソン、エルクをはじめ、ヒグマやブラックベアなど通常のバスツアーではなかなかお目にかかれない動物にも出会え、 お客様は大変喜んでいました。
こうしてたくさんの動物を見ましたが、先週に限ったことではりません。今年の5月、6月には、ヒグマ合計180頭、また何百頭ものオオカミを、 多くのお客様がご覧になったのです。世界中でやっぱりイエローストンだけですね。
バイソン(イメージ)
   では、7月のイエローストンはどんな様子でしょうか。5月に生まれたバイソンの赤ちゃんは、まだまだお母さんのおっぱいを飲んで甘えています。 初夏の強い日差しを受けて一層青さを増した大草原で、ゆったりとくつろぎ、草を食むバイソンの群れを見ることができます。
6月にはエルクの赤ちゃんも次々と誕生し、ディズニーアニメのバンビのように可愛らしい小鹿を連れたエルクの群れも目にします。また、 エルクのオスはこの時期、ベルベットと呼ばれるとてもやわらかく美しい毛に
覆われた角を持っています。
この状態の角を袋角と呼びますが、角が成長する間、このベルベットから養 分が送られます。私はエルクのオスを見つけるとよく望遠鏡で この袋角をお客様にお見せしますが、日の光にベルベット状の毛がキラキラと輝き、とてもきれいですよ。
   また、7月は草や木々の緑と高山植物がとても美しい時期でもあります。ノボリフジ(濃い紫から薄い紫)、ゼラニウム、ヤナギラン(ピンク)、 バルサムルート、バターカップ、ハートリーフアルニカ(黄色)、ブルーフロックス、ワスレナグサ(薄い青)など、とてもここに挙げきれないほど たくさんの種類の草花が競い合うように咲き乱れていることでしょう。花好きの方は是非7月のイエローストンにいらしてください。
8月に入ると花のピークシーズンは過ぎますが、イエローストンのシンボルともいえるバイソンが発情期に入り、オスがメスを争って格闘する 姿や、興奮してその大きな頭で、地面を掘り起こす姿など、とても興味深いシーンを見る
美しい花々(イメージ)
ことができます。みなさん、是非このバイソンの格闘を ご覧になってください。すっごーいですよ。1トンもあるバイソンが2頭、角を使っての大喧嘩をするのですが、歌舞伎町で、人間のオスが 女性を争って喧嘩している以上に迫力があります。(ちなみにH.I.S.新宿本社9階のエコツーリズムデスクには、バイソンの頭蓋骨が展示してあります。 どうぞご覧になってみてください。)
夕日(イメージ)
   7月、8月、イエローストンに生きる全ての野生動物たちは、短い夏を思いっきり楽しんでいます。 また同時に、長く厳しい冬に備えて、一生懸命脂肪を蓄えている時でもあります。どの時期にも動物た ちは 野生に生きるその真摯な姿を私たちに見せてくれます。
  是非イエローストンにいらしてください。
皆様のお越しを心からお待ちしています。
from スティーブ・ブラウン


バックナンバー
>>>  vol.5 夏の思い出 〜2005年11・12月〜
>>>  vol.4 イエローストンの春 〜2005年4・5月〜
>>>  vol.2 終わり行く生命と新しい生命誕生の時 〜2004年4・5月〜
>>>  vol.1 命に満ちた野生動物の姿と力強い地球のサイクル 〜2004年2・3月〜


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