オーロラ観測を楽しむためには、まずは基礎知識を知っておきましょう。そして、オーロラ観測やスノーアクティビティを楽しむための防寒対策も忘れてはいけません。最後は記念になるオーロラの写真をきれいに撮影できれば、満足のいくオーロラ観測になるはずです。
100km以上の上空で起きる放電現象で、極地近くで多く見られます。ギリシャ神話の朝の女神の名からとられたと言われるオーロラは、バイキング達の間では「Nordlys(ノールリュス)」すなわち「北の光」と呼ばれ、遠い海を旅する道標とされてきました。現在でもオーロラの出現についてはまだ100%は解明されているとは言えないようです。
オーロラのオーソドックスな色は白っぽい緑。それに続いて青。ピンクや赤は肉眼では判別しにくい為、見ることができればとてもラッキーです。オーロラは高いエネルギーのレベルにある粒子がより低いエネルギーレベルに移行するときに、その差にあたるエネルギーが光となって現れる現象で、粒子がこれらの様々な色になるのです。
形も大きさも千変万化。そのときどきによって現れる形はさまざまです。波打つカーテン状、渦巻き状、ハケでさっとはいたようなものが一般的な形となっています。渦巻状に全天を覆い尽くすようなオーロラにもし出会えたらラッキー。一生の思い出に残ることでしょう。
季節:9〜4月頃が中心。真冬より春分・秋分の頃が出現しやすいようです。 時間:午後8時〜11時の間。一晩に2〜3回出現し、1回につき1時間くらいオーロラ現象が続くこともありますが、激しく動いたり光ったりするピークは約10分程です。
オーロラが最も現れやすい場所としては地磁気緯度65〜70度に沿った周辺ということになります。北緯65度付近にあるグリーンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン北部、フィンランド北部の各都市がオーロラベルトに位置することになります。
冬の北欧北部への旅行で一番気がかりなのが服装です。しっかりとした防寒対策が必要になります(下のイラスト参照)。特に靴はしっかりしたものを用意しましょう。裏がギザギザになったスノーシューズやトレッキングシューズがベストです。
スキー帽や目出帽など必ず耳が隠れるものをかぶりましょう。
ウールのマフラーなどでしっかりと防寒
手袋は2枚着用。
上着は風を通さないスキーウェアとダウンジャケットなど腰の下まである大きめのもの。上着の下はフリースなどのスポーツウェアを着用。下着は体にフィットする綿などの長袖を最低2枚は用意しましょう。
下はタイツ、スウェットに風を通さないスキーウェアを上に着ると良い。
靴は底が厚いものを、靴下も2枚履くとよい。
防寒の基本は薄手の衣類などを重ね着すること。そうすることによって空気の層をいくつも作り、断熱効果(防寒)を高めます。厚手の衣類を重ね着するとモコモコして動きにくいので避けましょう。凍傷にならない為には、なるべく皮膚を露出しないのがコツ。どうしても出てしまうところには保護クリームなどを塗るようにしましょう。
★ TPOに合わせたアドバイス ★ ○ホテル ホテル内は気温が25℃前後に保たれているので軽装で十分です ○車中 車外に出た場合を考えて、最低でも標準装備で着脱がしやすいように準備しましょう。 ○レストラン 一般的に中級以上のレストランに行く際にスキーウェアは避けたい。リゾート地ではOKです。 ○ナイトクラブ なるべくお洒落に決めたいもの。室内用の靴を持って行き、防寒具はクロークに預けます。
目の前に広がる美しいオーロラを、言葉では表せない感動と共に写真に残したい!氷点下の気象条件での撮影はなかなか難しいものです。下記のポイントを参考にして、思い出に残る一枚を撮影して下さい。
カメラ:バルブ(B)機能の付いたカメラまたは30秒以上の露出が可能なカメラ。 レンズ:魚眼レンズまたは24mm、28mmなどの広角で明るいレンズ。 三脚:長時間露出をするので、カメラのブレを防ぐためにしっかりと固定できる三脚が必要です。自由に角度が変えられる自由雲台の三脚だと、どこにでもレンズを向けられて便利。 フィルム:ISO400以上の高感度フィルム。色にこだわるならば、ポジ・フィルムを使用する方がおすすめ。
カメラを三脚の雲台に固定し、レリーズをセット。シャッタースピードをバルブ(B)またはタイム(T)に。ピントを無限遠にします。絞りリングは開放値より一絞りぐらい絞り、ピントリングと絞りリングが動かないようマスキングテープなどで固定します。フレームが決まったらクランプを締めて固定します。
○カメラを一度外に出したら、撮影終了までは暖かい屋内に持ち込まない。カメラを部屋に持ち込むと、温度差によって生じた結露が凍り、使用不能に。また、カメラの凍結と電池の劣化を防ぐために屋外では布にくるむなど保温の工夫をしましょう。○静電気によりフィルムに青きずが付く場合があるので、フィルムは静かに巻くように。
カメラ:大口径で明るいレンズを備え、長時間露出でもデジタルカメラ特有のノイズを軽減する機能を備えているものが好ましい。 設定:ISO400以上の設定ができ、15秒以上の露出が可能なもの。
○フラッシュは使用しないこと。強制的にストロボをOFFの設定にしておくこと。○バッテリーの消費が早いので、予備を用意すること。(携帯カイロで温めるのも技あり)○三脚でカメラを固定すること。
機材:スローシャッターが付いているビデオカメラ。 撮影:4分の1秒、ゲイン18で撮影。 再生時:ノーマル再生では動きがでないので、早送りで再生する。
○バッテリーの消費が早いので、予備を用意すること。(携帯カイロで温めるのも技あり) ○三脚でカメラを固定すること。
オーロラが出現する夕方までは、各地で催行されている。日本ではなかなか体験できないアクティビティを楽しもう!真っ白い雪原の景色をのんびりと楽しみたい方にはトナカイぞりを。スピード感を楽しみたい方には犬ぞりやスノーモービルがおすすめです。
犬たちの息づかいを感じながら、雪原を突っ走る爽快感を体験! シベリアン・ハスキーなどが引っ張るそりに乗り、白い大地を疾走するアクティビティ。2人用で6〜8頭の犬がそりを引っ張ります。犬たちとの記念撮影も楽しみ。
ルートはトナカイの気分次第?マイペースに美しい景観を堪能。 ラップランドの景観を楽しむには最適のアクティビティ。トナカイのご機嫌で雪道を駆け抜けたり、道草を食いながらゆっくり歩くこともありますが、それはご愛嬌。
白銀の大地を疾走して気分爽快!病みつきになる程エキサイティング! ラップランドで唯一、マシンを使って行うアクティビティ。スノーモービル専用コースでエンジンの振動と響き渡るエンジン音を感じながら雪面を疾走!
おすすめ オーロラ鑑賞スポット
極地地方で見られる発光現象「オーロラ」の語源は、古代ローマ神話の「夜明けの女神」の名前からとったもの。女神を冠するその名にふさわしく、夜空に繰り広げられる神秘的な光の舞は見る者を魅了してやみません。現代の科学でも100%は解明されていない神秘的なこの現象の鑑賞スポットをご案内します。
スキーリゾートとして有名なドゥンドレット。山の中腹に広がるドゥンドレット・リゾートはリゾート内からオーロラが気軽に観測できる絶好のオーロラポイントです。犬ゾリやスノーモービルなどのオプショナルツアーもあり、日中はスノーアクティビティ、夜はオーロラ鑑賞が楽しめるリゾートです。
世界最大の氷のホテルがあるユッカスヤルビ。凍った湖の氷で造成される冬季限定のホテルは、バーカウンターからグラスまで氷と雪でできています。部屋の中は−5℃前後に保たれており、寝袋とトナカイの毛皮で−15℃くらいまでは寒さを気にすることなく眠ることができます。
夢いっぱいのサンタクロース村があるロバニエミは、北極圏上に位置する観光スポット。サンタクロースの部屋では優しいサンタさんがみんなを待っています。サンタクロース郵便局では「サンタクロースからの手紙」のオーダーもできます。子供の頃からの夢をかなえてくれるスポットです。
ラップランド最北のウィンターリゾート、サーリセルカ。スキー・スノーボードをはじめ、犬ゾリなどアクティビティも豊富。町の中心には本格的なスパ・ホテルがあり、温水プールやトリートメントを受けられます。年々日本人観光客も増え、日本語案内を置くホテルやレストランも多くなりました。
カナダのホワイトホースとイエローナイフは「オーロラベルト」と言われるオーロラ多発地帯にあり、辺りが暗い、比較的晴天率が高いなどオーロラ観賞ための好条件を満たしています。
火山と氷河に覆われ、温泉も豊富なアイスランド、雪と氷に覆われたグリーンランドもオーロラ鑑賞に最適です。
全ての情報は2008年8月現在のものとなっております。情報は予告なく変更となる場合がございます。