ヨセミテ国立公園は世界遺産にも登録され、その広さは約3029平方キロにも達し、これは東京都の約1.5倍の大きさ。広大な自然の中に約240種の鳥類、哺乳類では約80種、植物についてはなんと1400種(樹木としては37種類)もの生物がヨセミテ公園内で確認されており、公園内では頻繁にシカやリス、アライグマといった動物からクマに遭遇するなんてこともある。
ヨセミテの最も驚くべきことは公園として指定されたエリアのなんと95%は野生のままの姿が保持されていることだ。
例えば公園内で洪水が起きようと火事になろうと、それらに対する基本的な姿勢として全ては自然の摂理で起きたものとして捉え、決して人間の都合によって自然を弄らないという確固とした信念のようなものを感じるほど。
そんなヨセミテの「通」な見所は大きく分けて3ポイントある。
北米で1位、世界でも5位の高さを誇るヨセミテ滝を始め、ロッククライマーの羨望を集める高さ1095mの一枚岩「エル・キャピタン」といった観光ポイントを見ることができるバレーフロアー。限られた地域にのみ生息する樹齢が1000年を超えるジャイアントセコイアの群生地であるマリポサグローブ。そしてシェラネバダ山脈の一部として位置していることからハイシエラとも呼ばれる高山地帯。ヨセミテを訪れる観光客の大半はその広大で、且つ見所の多い公園内のわずか21平方キロ部分のバレーフロアー周辺を観光するのが殆どで、それだけでヨセミテを見た気分になってしまっている人があまりにも多いように思われてならず非常にもったいない。

また、ヨセミテを敢えて今年取り上げたい理由がいま1つある。ヨセミテ国立公園の目玉の1つは何と言ってもヨセミテ滝。滝は、1本の滝として流れ落ちているのではなく上からアッパー、カスケード、ロウアー滝と3段に分かれて流れ落ちている事で知られるが、今年はヨセミテでの降雪量が例年の1.8倍にも達し、その雪解け水を集めて流れ落ちるヨセミテ滝の「水源」となる雪の量が1.8倍になったということは何十年ぶりのチャンスで例年になく迫力のある滝を見ることが出来る。ただし、迫力のある滝を見るのは限られた期間なのであるが、今年の積雪量から判断すると7月末位までは迫力ある景観が楽しめると思う。 |
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