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【イギリスで学ぼう!王室御用達ワイン専門店でワインテイスティング】

【ベリー・ブラザーズ・アンド・ラッド本店】
ロンドンは世界の銘酒が集まるワイン市場の中心地であり、各国のワインが手に入りやすいという利点からワイン愛好家にはたまらなく魅力的な都市です。

ワインの老舗ベリー・ブラザーズ・アンド・ラッド本店は、王室御用達店が連なるジャーミンストリートをホテルリッツの手前で南下したセント・ジェームズ・ストリート上にあり、他のこの界隈の店同様、敷居が高くてちょっと気軽に入れないオーラが漂っています。英国に暮らすと、この国に根強く残る階級制度というものが見えてきますが、この界隈ですれ違うのはまさに英国紳士に淑女を絵に描いたような人達ばかり。でも大丈夫。敷居の高さも何のその!今回はここ、ベリー・ブラザーズ・アンド・ラッドでワインの基礎知識やテイスティングを日本語で学べるという講座があると聞き、思いきって英国のハイソサエティー文化を覗いてきました!
【中を覗いてみましょう!】
本店は1698年に創業された当時そのままのたたずまいを今でも残しているという老舗ならではの風格。1730年代に建てられた黒塗りの店舗正面部は、18世紀から残るロンドンでも数少ない建物のひとつだということ。表にかかっている看板をよく見ると、コーヒーミルの絵柄が。そうです、創業当初はコーヒーの取引から始まったそうです。

思いきってドアを開けるとワインはどこぞ、奥には古いテーブルやカウンターがあり、2〜3人の従業員とコースに参加すると見られる、上品さを漂わせたヤングミセス、商社の社員と見られるスーツを着た面々が25人ほど集まっていました。

時間になると、まずは日本人スタッフによる店の歴史、店内の案内が始まります。まず目につくのが、2メートルほどの高さがあるスケールが店の中央左手にあり、昔、健康ブームがおこっ
た際に上流階級の顧客達が体重を測りに来店していたという事で、ロード・バイロンもその顧客の一人であったらし
く、バイロンの当時の体重が記帳されている台帳が残っています。また、壁に飾られているペンタッチの人物画は 当時の顧客達だそうです。王侯貴族他、建築家のジョン・ナッシュ、ローレンス・オリヴィエ、チャーチル首相、ウェリントン公、ナポレオン3世といったそうそうたるメンバーが昔ここに立っていたかと思うと、背中がぞくぞくとしてきます。

店に入ってすぐ右手柱の、ガラスのショーケースに入っているミニチュアボトルはメアリー女王の要請で、ベリーズがウインザー城のドールハウスのセラーの為に製作したものだということです。奥の壁にはあのタイタニック号の事故によりアメリカへ向かっていたこの店の貨物が全損となったという全損証明書が掛けられていて、当時のドラマチックな歴史を感じさせられます。店の棚にさりげなく置かれている、一見なんでもないような古いボトルも実はひとつひとつ歴史のあるアンティーク物で、しばしうっとり・・・。
【さあ!いよいよテイスティングのスタートです!】
そして、一向はいよいよ本日のテイスティングの会場でもある地下セラーへと案内されます。
まずは、下りてすぐ正面にある鉄格子の奥にあるワインに目が釘付け!この鉄格子越しに貯蔵されているワインはこの店のオーナー、Berry家とRudd家のセラーで、女王の誕生日などの特別な機会にはここから出して献上するそうです。昔セントジェームス宮殿とベリーズのセラーが直接つながっていた事や、国葬などで大きな馬車がセラーの上を通る時は天上を支える為に従業員がワインの木箱を天上まで積み上げてセラーを守ったそうです。食事会のできるダイニングやテイスティングルーム、ローマ時代のワインボトルのショーケースなどを眺めながらくるりと一回り見学。ほこりをかぶったおいしそうなワインが心地よさそうに横たわっている姿を横目に、次なるテイスティングに心が踊ります。

始めに本日テイスティングをするワインリストを渡されてびっくり!全13本のリストにはボルドー、ブルゴーニュ、アルザス、ロアール他、イタリーといった値段は手軽に購入できそうな、8ポンド代のものから、上は何と!1本112ポンドもするものまで揃っています。ティスティングのあとは軽食もついているので、これで本日のコース代一人35ポンドはかなり良心的。

テイスティング講師陣には、チーフワインコンサルタントの松岡聖子さんの姿も。きびきびとしたベリーズの日本人スタッフにワインを注いでもらい、まずは英語で本店支配人の説明が。あとで日本語でコンサルタントが分かりやすく訳してくれます。ワインの生産地、生産者の紹介、カラー、香りを説明されながらのテイスティングと、何も知らずに飲むのではこんなに楽しみ方が違うのかと痛感しました。
まずは白、そして赤へと1本10〜15分くらいかけてテイスティングが進みます。注目のフィナーレとなるボルドーは高価で普段ならとても空けられないボトル。テイスティングの際は通常、口全体で味わったあと吐き出すのですが、最後のボトルという事と高価なワインという事で、飲んでしまいました!味は・・・とても美味しかったです。ビロードのような、とか黒胡椒の香りが・・・などテイスティングの際のワードもこの機会にかなり増えました。

お昼過ぎから約4時間、ワインの世界を垣間見たのですが、その前と後とではワインに対する姿勢や興味、愛情が深くなった気がします。大げさですが、ワインを知る事は人生を豊かにする事に繋がるとまで言ってしまいましょう。120%満足でベリーズを後にしました。

【ここでちょっとご紹介!ワインの買い方】
老舗ワイン店ベリーズで扱っているのは値段の高い高級ワインと思われがちですが、そんな事はありません。入ってすぐ右の小部屋には、ベリーズのハウスワイン£4〜のものから、ケースに入れられているとても高級なものまで陳列されています。奥の小部屋にはウイスキーも並んでいます。まず、奥のテーブルに落ち着き、置いてあるワインのリストを眺め、欲しいものを店員に告げるか、希望の味や産地・予算を告げれば店員がお勧めのワインを数本持ってきてくれます。ハイソな英国上流階級の世界を見たぞ!といった感じで大変興味深い経験ができます。
【日本へのお土産に便利、ヒースロー空港にも】
ベリー・ブラザーズ・アンド・ラッドの店は、ヒースロー空港のターミナル3にもありますので、お土産に免税でワインを買って帰る事もできます。アドバイスが欲しい時には信頼できるコンサルタントが相談にのってくれるので、あまり時間をかけずに購入できます。日本でもここ数年ワインがブームのようなので、喜ばれますよね。

インフォメーション
●ワインセミナーは不定期で年に数回行われているようです●
申し込み・お問い合わせは・・・
ジャパンデスク
TEL:020-7396-9600  FAX:020-7396-9611

●ベリー・ブラザーズ・アンド・ラッド本店●
Berry Bross. & Rudd 3St.James's Street London SW1A 1EG
(最寄駅グリーンパーク)
月〜金 10:00〜18:00 土 10:00〜16:00 日曜休業
※ワインテイスティングなどの特別な催しがあるとき以外はセラー内のツアーは行っておりません。
情報は2004年3月現在のものです。情報は予告無く変更となる場合がございます。
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