11〜15世紀にかけての栄華を今に伝える石造建造物群は、その芸術性の高さから世界遺産に登録されました。
しかし、時の流れと内戦により崩壊の危機にあり、同時に危惧に瀕した世界遺産としても登録されています。
▲回廊を抜けた向こうにぞびえる中央祠堂  
▲忘れられない朝と夜の眺め ▲参道に美しいデバター像が彫られている

カンボジアにひっそり残るクメール王朝の優雅な都

カンボジアのジャングルで19世紀後半に発見されたクメール王朝の遺跡アンコールワット。
12世紀前半から30年をかけて建造されたものです。約5kmに及ぶ塀に囲まれた敷地には、ヒンドゥー教や古代インドの叙事詩が描かれたレリーフが施され、その美しさは感動的。クメール文化の芸術の高さに思わず圧倒されます。空が美しい赤紫色に染まり、アンコールワットの背後から、まるで後光がさすように昇る朝日は忘れられない眺めです。
▲バイヨン寺院/54の四面仏顔像が林立して迫力があります  
▲四面仏画顔像/東西南北に観世音菩薩を彫った四面物顔像。風化して欠落した部分が痛ましい。 ▲3つの頭を持つ象の彫刻が並ぶ象のテラス

四面仏顔像が今なお微笑む12世紀の偉大な王都

12世紀から15世紀にかけて約10万人の人々が暮らしていたというアンコールトム。「偉大な王都」の意味を持つこの遺跡には、幾つもの4面仏顔像が静かに林立し、訪れた人の目を奪います。
城壁に囲まれた大方形都市で場内の遺跡は、中央寺院バイヨン、ピラミッド型寺院パブーオン像のテラスなど約80。いずれも当時の建築造形の傑作とされています。
『バイヨンの微笑み』とよばれる仏の顔は唇の端が上に引かれた微笑で、どことなくカンボジアの人々の控えめな笑い顔に似ています。塔の四面に彫られた仏顔は正確に東西南北を指しています。菩薩の力が世界にくまなく及ぶようにという大衆仏教の考え方によるものです。

▲遺跡のあちこちを樹木が侵食しており、それが長い年月を感じさせます。  

カジュマルが侵食する遺跡

12世紀末建立、不思議な姿のタ・プロム寺院。天から降ってきたような
巨大なカジュマルの木が遺跡を侵食しています。アンコール遺跡群の中で特に崩壊が危惧されています。

▲中央祠堂は遺跡保護のため数メートル離れた場所から見学します。  

東洋のモナリザと呼ばれる女神

アンコールワットから東北へ約35kmに位置するこの寺院は。「女の砦」という意味。四隅の女神デバダー像の美しさは「東洋のモナリザ」と賞されるほど。10世紀末に建立されたこの遺跡は赤色の砂岩でできており、その繊細な彫刻は、アンコール遺跡の中でも最も美しい言われています。

獅子が見守る聖なる池

「王の三沐浴の池」という意味を持つ聖地。東西700m、南北300mの大きな池のほとりには、二頭の獅子の欄干があります。よく子供達が水遊びする姿が見られます。

クレール王朝最初の都

アンコールワットやアンコールトムyり300年前に造られたクメール王朝の最初の都です。シェムリアップから車で約30分、のどかな田園の中に遺跡が広がります。
   
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