“道草”から広がる“マニア”の世界 名物社員のマニアック探訪記

ジャズとゴスペルは生活の根源です NYハーレムマニア

石川 優子

2004年入社。21歳の時にブラックミュージックの本場NYへ渡る。ジャズ、ゴスペルなど音楽漬けの毎日を送る中で、現地のソウルフードや地元民に触れるうちに、ハーレムを第2の故郷と感じるほど心酔していく。現在も、地元人のようなフットワークで、ジャズバーやソウルフードの名店に足を運び続けている。

NYハーレムの地元人になった気分で生きていく

ブラックミュージックにどっぷりハマったのは、21歳の夏。ジャズやゴスペルが好きだったこともあり、「本場のブラックミュージックを体感したい!」という思いだけで、友人と憧れのNYへ飛び立ちました。向かったのは、ブラックカルチャーの中心とも呼ばれるハーレムの目抜き通り125丁目。歴史を感じさせる街並や、点在するアート、そして街のあちこちにあふれるジャズやゴスペルなどの大好きな音楽…。ここは、どこに行っても生演奏をタダで聴くことができる、夢のような場所なんです。ハーレムの最大の魅力は、何といっても街で暮らす人たちです。ジャズバーに足を踏み入れれば、すぐに仲間として受け入れてくれるし、音楽に心得がある人なら、飛び入りでジャムセッションも可能!この分け隔てない包容力とフレンドリーな人柄に、一瞬で骨抜きになってしまいました。また、NYのローカル気分を安くディープに味わいたいなら、ハーレム名物のソウルフードは欠かせません。私は人生で初めてコーンブレッドを食べた時、あまりの美味しさに感動しました。まずは地元の店に飛び込んで、ローカルフードをつまみつつ現地の人と話す。それだけで旅はグッと楽しくなるはずです!

道草旅で出会ったとっておきの3枚

至れり尽くせりのジャズバー

ミュージックチャージがただで食べ物の持ち込みもOK!さらにライトなソウルフードを無料で提供してくれるという、至れり尽くせりのジャズバー「パリスブルーズ」(写真はハロウィン時の様子)。ハーレムのジャズバーは少なくなってきていますが、歴史があり雰囲気も抜群なので、一度は立ち寄ってほしい場所です。

絶対にハズせない
ブラックミュージックの名盤

男女混声キッズ・グループ「The Voices of East Harlem」によるブラックミュージックの名盤。ソウルミュージックにハマりレコードを買い漁っていた20代。このレコードのジャケットに描かれたハーレムの家の階段を見て、NYに憧れを抱きました。まさに私のブラックミュージック、NYハーレム好きの原点ですね。

ゲストハウスでご近所さんとプチパーティー

ハーレムをもっとディープに楽しみたいなら、ホテルではなくゲストハウスがおすすめ。NYの歴史地区・ブラウンストーンには、アパートメントタイプのおしゃれなゲストルームがたくさんあります。スーパーで食材を買い込んで、階段でご近所さんとちょっと飲みながらおしゃべりすれば、すぐに地元の人たちとも仲良くなれますよ。